フル Androidを搭載するスマートウオッチの「KOSPET Prime」を購入したものの、円型サイズで操作が不便なこと、バッテリーが持たないこと、BluetoothによるSNSの連携が不安定なことなどにより、そのチューニングで試行錯誤している私。その「KOSPET Prime」の課題をクリアする可能性のあるスマートウオッチが「Ticwris Max」。2.86インチの巨大さにより、スマートウオッチとしておすすめできるかと言えば「No」に近いのですが、スマホとスマートウオッチの中間となる「お遊び端末」としては興味をひく製品です。
Ticwris Maxの特徴
Ticwris Maxの最大の特徴は、スマホ並みのスペックでフル Androidを搭載することに、上の画像のとおりに 2.86インチの巨大さ。人目を避けて装着したくなるほどの大きさです。ただし、円型サイズ・1.6インチのKOSPET Primeでは、通常のAndroid アプリの操作に難があるため(画面の端にあるアイコンなどを操作できない)、快適に操作するためには 四角形の大型液晶が欲しくなります。
製品化する際には、この液晶サイズをどれほどにするかが、大きなポイントとなるかと思いますが、上の画像の2.86インチでは、スマートウオッチとしては大きすぎるような感覚もあります。
その他のスペック、特徴は以下のとおり。
- OS : Android 7.1.1
- サポートデバイス : iOS 9.0以上、Android 5.1以上
- タッチモード : フルタッチスクリーン
- CPU : MTK6739 1.25GHz
- RAM: 3GB
- ROM: 32GB
- カメラ : 8百万画素
- バッテリー : 2880mAh
- Waterproof : IP67
- ディスプレイ : 2.86インチ、TFT、IPS、解像度480 x 640
- LTE 対応バンド : TDD LTE:B38,B39,B40,B41、FDD LTE:B1,B2,B3,B5,B7,B12,B20
- 対応 SIM : nano SIM
- WiFi : 11 a/b/g/n
- Bluetooth : 4.0
ディスプレイサイズとカメラ以外は、上記のリンク先記事で簡単に実機レビューの KOSPET Primeとほぼ同じです。MTK6739とメモリ 3GBによりサクサクと動作するのですが、使用するアプリもKOSPET Primeと同じ「Wiiwatch2」であり、これが曲者。接続に時間がかかり、SNSのタイムリーな通知に難があります。
▼本体のサイズは 75.2mm x 52mmと巨大なれば、バッテリーも2880mAhと大容量。厚みは16.6mm
Ticwris Maxの外観と機能性
上の画像で見る質感は高そうです。大きな四角形のディスプレイを持つスマートウオッチでは、台座に本体を取り付けるものも多いのですが、Ticwris Maxは一体型。
▼ホーム画面は、Windows 10 ライクにデザインされています。2.86インチでは文字盤ではなく、このようなスタイルがしっくりします。
▼1.6インチのKOSPET PrimeではWebサイトの閲覧には難があるのですが、Ticwris Maxは見出しや画像の流し読みは可能と思われます。
▼顔認証を備えていますが、スマートウオッチの場合には「腕を上げてのロック解除」を利用すると顔認証は必要ないのでは、と思います。私は、KOSPET Primeで顔認証を全く利用していません。
まとめ
その大きさから、必ずしもおすすめとは言えない「Ticwris Max」。KOSPET Primeの基本スペックに、スクリーンとバッテリーを大型化したような製品であり、約150ドル前後の価格もKOSPET Primeと同水準。メモリ 1GBで100ドルあたりの廉価版が発売されると、お遊び端末としては面白そうです。
▼2020年2月23日時点のGearBestのセール価格は 149.99ドル。お気に入り数は700超と、人気があるのは間違いなし。なお、AliExpressでは同じ149.99ドル、Banggoodでは セール前のためか、やや割高です。
▼2021年3月22日追記。こちらで紹介の通販サイト「Colorsmap」では、クーポン価格 145.99ドルで販売しています。
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