2018年8月の記事「Gemini Lake 2 in 1、Teclast X6 ProとX4がリリース予定。12.6インチ、11.6インチがラインナップ」にてお知らせのTeclast X4が、さりげなくリリースされています。
Core m3-7Y30を搭載するX6 Proは2018年11月にリリースされているのですが、Gemini Lake N4100搭載のX4のリリースは私の見落とでしょうか。2019年3月10日時点ではAliExpressサイトに掲載されています。
全般的にはスペックとデザインはよいのですが、キーボード別売りで300ドル台半ばの価格となっており、やや割高感あり。今回はこのTeclast X4のスペックと外観の確認です。
2019年6月1日 追記
全般的に「割高感あり」との記載になっていますが、競合機種の価格が上昇していることに伴い、割安感がでてきました。また、M.2 SSDを背面のスロットから簡単に換装できることも大きな特徴。
11.6型 2in1のTeclast X4、Gemini Lake搭載、SSD換装可能で高まる魅力
Teclast X4のスペック
Teclast X4のスペックは以下となりますが、基本的なところでは同じく11.6インチのTeclast F5(Teclast F5、Gemini Lake,メモリ8GB,SSD 128GBに11.6型タッチパネルと魅力満載の概要をあらためて確認してみた)と同様に、Gemini Lake N4100、メモリ 8GB、128GB SSDとなっています。
- OS: Windows10 Home
- CPU :Gemini Lake N4100
- メモリ : 8GB
- ストレージ : 128GB SSD
- ディスプレイ : 11.6インチ、IPS、解像度 1920 x 1080
- WiFi : 11 b/g/n/a/ac
- Bluetooth :4.2
- カメラ : フロント 500万画素、リア 200万画素
- ポート類 : USB 3.0 x 2、USB Type-C、Micro HDMI
- サイズ : 290 × 179 × 8.9mm
Gemini Lake N4100搭載機としてはスペック的には十分、デザイン・機能も後段のとおりよいのですが、課題となるのはその価格。キーボード別売りで300ドル台半ばとなり、正式リリース前ですが、Core m3-6Y30を搭載する以下のChuwi UBookとほぼ同価格帯です。半年前なら競合機が少ないためにX4の価格も納得なのですが、Chuwi UBook / PIPO W11の価格をみると割高感あり。
Teclast X4の外観と機能
価格はさておき、外観と機能においては昨今のTeclastの製品らしく申し分ありません。
▼キックスタンドは135度までの無段階調整式
▼Gemini Lake機のため、排熱にそれほど気を遣う必要もないのですが、Teclast X6 Proと同様に側面には排熱用の無数の穴があります。
▲▼キックスタンド付きのためやむを得ないのですが、ポート類は上半分に集中。ケーブルの取り回しに留意する必要があります。
ところで、ポート類の配置を見ていると、Teclast X4もまた、以下のPIPO W11 / Chuwi UBookと同様の配置です。同じプラットフォームを活かしているように見受けられます。
▼キーボードは別売りとなるのですが、魅力の一つが傾斜のあるキーボードと統率されたデザイン。より安価な2 in 1では、キーボードの傾斜がないものも多いのですが、傾斜があると大量のタイピング時の疲労感がかなり軽減されます。
▼こちらはChuwi UBookのキーボードの傾斜。Surfaceも同じと言ってしまえばそれまでなのですが、ちょっとしたところで差がでます。
価格
2019年3月10日時点では GearBest / Geekbuyingでの販売はなく、AliExpressでの販売価格です。
文末の上の画像は本体のみ、下の画像はキーボードのセットとなりますが、2019年3月10時点の価格は、送料込みで本体のみは347.35ドル、キーボードセットで387.35ドル。メモリ 8GB / ストレージ 128GB SSD、デザインのよさと11.6インチのコンパクトさを考慮しても割高感があるように感じます。
ここは今後の価格動向の様子見、あるいは同価格帯で正式リリースとなる可能性が高く、Core m3-6Y30を搭載するChuwi UBook(Chuwi UBook、25%オフのKickstarter価格は349ドルに(128GB版))の正式リリース待ちが無難との認識です。
▼AliExpress 2019年3月10日時点の価格情報
▼こちらは兄弟機となるTeclast X6 Pro。人気機種になる予感があったのですが、こちらも割高なためか、今ひとつ盛り上がりに欠けています、
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