13.4インチ お手軽価格の Android タブレット「Teclast T65」が人気製品となっています。お手軽価格のポイントは、同社の上位機と比較した場合、CPU(SoC)にHelio G99 あるいは Helio G100ではなく、UNISOC T7280(T620のリネーム版)を搭載し、2スピーカーであることなど、スペックと機能がやや控えめなこと。
2025年9月5日現在のAmazon タイムセール価格は 22,704円ですが、この価格にして、物理メモリ 8GB、LTEに対応しています。
Teclast T65のスペック
スペックは下表とります。T65シリーズとしては、以下の記事で掲載のT65 Maxと、T65 Plusがあります。無印のT65では、SoCをHelio G99ではなく、UNISOC T620とし、2スピーカーとすることなどにより、価格を下げているとの認識です。
Teclast T65 Max、13インチ Android 14 タブレットのスペック。Helio G99、4スピーカーを搭載
CPU | UNISOC T7280(T620) |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 物理メモリ 8GB + 拡張メモリ 12GB |
ストレージ | 128GB UFS |
ディスプレイ | 13.4インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル、120Hz リフレッシュレート |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.2、GPS搭載 |
LTE | 対応 |
カメラ | リア 13百万画素、 フロント 5百万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh |
サイズ | 310 x 201 x 8.5mm、720g |
OS | Android 15 |
その他 | 2スピーカー、金属製ボディ、Widevine L1に対応(Netflixにも対応) |
スペックの補足は以下です。
- UNISOC T7280は、T620のリネーム版。そのT620はT616の後継となり、AnTuTu ベンチスコアは約33万。Heilo G99 / G100の約40万には及ばないものの、普段使いにおいて、遅さを感じることなく動作します。
- Teclastの製品としては珍しく、Widevine L1に対応していることを大きくアピールしておらず、説明文に「Netflixも含め、Widevine L1に対応」とシンプルに記載されています。これにより、動画配信サイトの動画を高画質再生することができます。
- バッテリー容量は8,000mAhと、13.4インチの大型としては控えめの容量です。また、急速充電に対応との記載はありません。
- Amazon サイトにサイズの記載がなく、楽天市場から引用しています。
▼最大の特徴は、13.4インチの大型液晶を搭載しつつも、2025年9月5日現在のAmazon タイムセール価格は 22,704円と低価格なこと。ただし、前述のとおり、上位機と比較すると、スペックと機能はやや控えめです。
▼4スピーカーではなく、2スピーカーです。タブレットでは横持ちでの左右サイドにスピーカーが配置されることが多いのですが、本製品では下側にあります。現在、私は同じ配置の他のタブレットを実機レビュー中ですが、音質などに違和感はありません。
▼金属製品の背面です。画像では厚みを実際よりも狭く見せかけていますが、8.5mmの一般的な厚みです。
まとめ
13インチクラスのAndroid タブレットも増えてきましたが(文末下の関連記事を参照)、他社の13インチと比較すると低価格であることが特徴です。
ただし、低価格であるために、CPU(SoC)、2スピーカー、ストレージ容量など、スペックと機能を控えめな箇所もありますが、LTE対応、Widevine L1をサポート、物理メモリ 8GBを搭載とポイントを押さえたタブレットです。