Teclastより、他ブランドに先駆けて Android 14を搭載する10インチタブレット「Teclast P30T」が、Amazon にて販売されています。
従来機の「P26T」と比較すると、OSがAndroid 13から14となったこと以外に、8コア CPUのAllwinner A523は同じであるものの、拡張メモリは4GBから6GBに、バッテリーは5000mAhから6000mAhにスペックアップしています。
また、スペックアップにもかかわらず、先日(12/10まで)の「P26T」のセール価格とほぼ同価格の 11,900円(6,000円オフクーポンの利用後)での販売です。
引用元・販売元
Teclast P30Tのスペック
本製品の位置付けとしては、その価格からもエントリークラスの8コア CPU、物理メモリは4GB、LTE 未対応、10.1インチ ディスプレイの解像度はFHDではなく、12800 x 800とスペックと機能を絞っています。
ただし、動画配信サイトの動画を高画質再生可能の「Widevine L1」に対応(Netflixには未対応)、2スピーカー、440gと軽量、背面は金属製となっています。
Teclastの10型タブレットが Amazonにてセール中(12/10まで)。WiFi モデルのP26Tは11,920円、ミドルレンジのT40HDは17,955円
▲▼上の記事で掲載の「P26T」と比較し、スペックアップした事項に黄色網掛けしています。
CPU | Allwinner A523、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 4GB + 拡張 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPS、解像度 1280 x 800、明るさ 300 nits |
WiFi | WiFi6、11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.4 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 + 0.3百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、USB Type-C |
サイズ | 厚み 7.8mm、440g |
OS | Android 14 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1をサポート、金属製ボディ |
スペックの補足は以下です。
- CPUのAllwinner A523のAnTuTu スコアは16万(同CPUを搭載する「P26T」の従来モデルの製品情報に明記)。
- 私の同水準のタブレットの使用感では、上位機ほどにスムーズな動作でないにしても、Web サイトのブラウジングや一般的な解像度の動画視聴などの普段使いでは、大きなストレスを感じることなく動作します。
- 液晶の解像度はHD画質ですが、FHDのタブレットと並べてみない限り、それほど粗さを感じることはありません。
- 動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応していますが、Netflixには未対応、SD画質での再生です。NetflixでのL1対応の端末は、最近増えつつあるものの、多くの端末は未対応です。
- P26Tとの比較では、バッテリー容量が5000mAhから6000mAhに増量、物理メモリは4GB据え置きですが、ストレージの空き領域から仮想的にメモリとして割り当てる「拡張メモリ」は4GBから6GBにアップしています。
- さらに、WiFi6対応、Bluetooth 5.4に対応とスペックアップ。
▼Widevine L1をサポートし、2スピーカー(横持ちでの下側に配置)を搭載と、動画視聴のポイントをおさえた構成です。
外観
従来モデルの「P26T」は、下の画像のとおり、明るいブルーの樹脂製の背面ですが、「P30T」は同社の上位機と同様に、シックなスペースグレーの金属製。その質感にも期待できます。また、10インチのタブレットでは、500g台の重量となる製品も多いなか、440gと軽量です。
▼上位機と同様に、スペースグレーのシックな色合いで、金属製の背面です。樹脂製の背面の場合、ホールド時の軋みも気になるところですが、その心配もありません。ディスプレイ面のベゼル幅は 7.8mmとなり、このクラスとしては一般的ですが、同一価格帯の他製品と比較すると狭い部類です。
まとめ
Android 14をいち早く搭載し、従来機の「P26T」との比較では、拡張メモリ・バッテリー容量をスペックアップし、金属製の背面となった「P30T」。Amazonでの販売価格 11,900円と安価なことから、動画視聴用のサブ機、Android 14の機能確認用としても活用することができます。
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