Teclastより、CPU(SoC)にHelio G99を搭載し、11インチ アスペクト比 4:3のAndroid タブレット「Teclast ArtPad Air」が発売されています。
先行して、12.7インチの「ArtPad Pro」が販売されていますが、Ink モードなどのカスタマイズされたモードに変更可能、サイドにSmart ボタンを装備などの特徴はそのもままに、液晶を11インチに小型化しての販売です。
Teclast ArtPad Airのスペック
12.7インチの「ArtPad Pro」は以下の記事にて掲載していますが、液晶のモード変更やアスペクト比 4:3の液晶などの大きな特徴はそのままに11インチ化したようなイメージです。
Teclast ArtPad Pro、12.7インチ アスペクト比 4:3のタブレットが発売に。Helio G99を搭載し、30W 急速充電対応の全部入り。スタイラスペンも付属
▼12.7インチの「ArtPad Pro」と異なる箇所に黄色網掛けしています。12.7インチと11インチのサイズ以外に異なる箇所はフロントカメラ。「ArtPad Pro」の8百万画素に対して、「ArtPad Air」は 5百万画素です。
CPU | MediaTek Helio G99、6nm プロセス、最大 2.2GHz |
GPU | Mali-G57 MC2 |
メモリ | 8GB + 最大 12GBの拡張機能 |
ストレージ | 256GB UFS |
ディスプレイ | 11インチ、1840 x 1280、アスペクト比 4:3、IPSパネル、90Hz リフレッシュレートに対応、輝度 420 nit |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.2、GPS搭載 |
LTE | FDD: B1/B3/B5/B7/B8/B20、TDD: B34/B38/B39/B40/B41 |
カメラ | リア 13百万画素、フロント 5百万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh、18W 急速充電 |
サイズ | 249 x 179.5 x 7.5mm、523g |
OS | Android 15 |
その他 | 2スピーカー、顔認証に対応、金属製ボディ、Netflixも含めた Widevine L1に対応 |
▲スペックの確認においては、上記の公式サイトも参照していますが、上表のピンク網掛け・以下が異なっています。上表ではAmazonでの記載事項を掲載しています。
- SoCにおいて、公式サイトでは Helio G100と掲載。
- 液晶のアスペクト比は、公式サイトでは 7:5と掲載。
▼Helio G99を搭載するタブレットは、以下の記事のほか、複数製品を実機レビューしています。AnTuTu ベンチマーク v10のスコアは約40万となり、ブラウザ、動画視聴などの普段使いではサクサクと動作します。

▼モデル名に「ArtPad」、以下の画像に「ArtOS」とありますが、利用シーンにあわせて「標準モード」、標準色の「パステルモード」、紙のような感覚で読書が可能な「Ink モード」にワンタップで切り替えることができます。アスペクト比 4:3の液晶とあわせて、大画面での読書にも適しています。
▼「ArtPad」をアピールしている本製品ですが、私にとって最大の魅力が アスペクト比 4:3の11インチディスプレイであること。私は ほぼ同アスペクト比のiPad mini、あるいはiPadで記事を編集することも多いのですが、横置きでの縦の領域が広く重宝します。
▼筆圧 4096レベルに対応するスタイラスペンが付属し、内蔵のマグネットによりサイドに装着することができます。
▼サイドにSmart ボタンを備え、前述のモード変更、アプリへのクイックアクセスなどに対応しています。
▼8000mAhの大容量バッテリーは、控えめながらも18Wの急速充電に対応しています。なお、12.7インチ / 10000mAh バッテリーを搭載の「ArtPad Pro」は、30Wの急速充電です。
▼同社、他社の多くの中国製タブレットと同様に金属製の背面となり、質感の高さと剛性を保持しています。なお、以下のイメージ画像ではディスプレイのベゼル幅なかなり狭いですが、イメージ画像では狭く見せる傾向があり、実際には一般的なベゼル幅です。
まとめ
12.7インチの「ArtPad Pro」は私の想像よりも 注目度が低いように感じますが、3万円超の価格も影響しているように思います。一方、11インチの「ArtPad Air」の2025年10月21日現在のAmazon 販売価格は 23,715円と、一般的な11インチ Helio G99のタブレットと比較すると やや高い程度。
筆圧 4096 レベルのスタイラスペンが付属し、「標準モード」「パステルモード」「Ink モード」の3モードに切替可能などの付加価値を考慮すると妥当な価格かと思います。また、11インチ アスペクト比 4:3(あるいは Teclast 公式サイトの表記では 7:5)の端末の希少性もあります。
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