ノートPCやミニPCを展開する中国ブランド「T-Bao」から販売のミニPC「TBOOK MN45」。CPUは6コア6スレッドのAMD Ryzen 5 4500Uを搭載し、メモリ 16GBにPCIe SSD 512GB、さらには窒化ガリウム(GaN)による小型のACアダプターを採用と、充実したスペックの製品です。
また、上の画像のとおり、ボディの一部に派手すぎないレッドを取り入れたことも特徴の一つ。この「TBOOK MN45」が Banggoodでは479.99ドル(約56千円、2021年12月12日時点)にて販売されています。
T-Bao TBOOK MN45のスペック
上の画像ではコンパクトさを強調していますが、サイズとしては一般的なミニPCです。サイズよりも充実したスペックと、赤のデザインが特徴の本製品です。そのスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 5 4500U、 6コア 6スレッド、最大4.0GHz |
GPU | Radeon Vega 6 Graphics |
メモリ | 16GB DDR4 |
ストレージ | 512GB PCIe / NVME対応 SSD、2.5インチ SATA SSDを増設可能 |
WiFi | WIFI6 -802.11AX |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C x 2、HDMI、DP、有線LAN x 2 |
サイズ | 13.3 x 13.3 x 5.0 cm 、1.2kg |
OS | Windows 10 |
その他 | 窒化ガリウム(GaN)による小型のACアダプター(USB Type-C接続) |
USB Type-Cポートを2つ備えていますが、映像出力にも対応し(一方、もしくは双方か確認できず)、HDMI、Display Portと合わせて3系統の映像出力です。
65WのFast Chargeに対応する窒化ガリウム(GaN)のアダプターはUSB Aポートも備え、本製品に電源供給しつつ、他のガジェットの充電にも対応しているように思います(未確認)。
▼こちらは製品紹介にあるベンチマークスコアですが、どのベンチマークソフトか不明であるものの(スコアから GeekbenchやCINEBENCHではない)、2019年あたりのハイエンドなゲーミングノートPCへの搭載例の多い Core i9-9980HKよりも高スコアとしています。
▼デフォルトのメモリは 8GB x 2のデュアルチャネル、NVMe対応のM.2 PCIe SSDは512GB。SATA ケーブルが付属しており、2.5インチのSSD / HDDを増設することもできます。
▼ポート類は USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C x 2、HDMI、DP、有線LAN x 2と、他のミニPCと同様に充実しています。
T-Bao TBOOK MN45の外観
13.3 x 13.3 x 5.0 cmのサイズは一般的ですが、以下の背面からサイドにかけての赤の見せ方が上手いように思います。素材としては、背面・外枠ともに樹脂でしょう。デザイン的なものを考慮してのことかと思いますが、通風孔が天板の半分と片方のサイドに偏っているものの、製品紹介では「大きな面積を占めるファン」との記載もあり、冷却対応も課題はないでしょう。
▼左の角にある赤のラインも良いアクセントになっています。
▼こちらの鮮やかな赤と上のイメージ画像では色合いが異なりますが、どちらが実機に近いかは確認できず。
まとめ
6コア6スレッドのAMD Ryzen 5 4500Uに、メモリ 16GB、PCIe SSD 512GB、窒化ガリウム(GaN)のコンパクトなACアダプター、ボディの赤のデザイン・配色と、今後 ジワジワと注目を集めそうなミニPCです。
▼Banggoodの販売情報。2021年12月12日時点のセール価格は479.99ドル(約56千円)
▼こちらは引用した、同CPUを搭載する「MINISFORUM HM50」の詳細記事。作りの堅実さにおいては HM50が優れているように感じますが(所有するMINISFORUMの4製品から想像のイメージです)、コスパ度は MN45が優れています。
コメント