Amazonにて、10インチ Android タブレットの「SVITOO TAB P10」が人気製品となっています。LTEに未対応のWiFi モデル、解像度の1280 x 800の製品となりますが、Amazon タイムセール価格 11,980円と低価格であるうえに、Android 16を搭載していることが人気のポイントとの認識です。
SVITOO TAB P10のスペック
同CPU(SoC)となるUNISOC T7250(T7250は、T615のリネーム版)としては、以下の「BMAX I10 Plus」があります。「BMAX I10 Plus」は、最近になって、UNISOC T606からT7250へと変更となりましたが、T606を搭載する旧モデルは人気製品でした。下表では、「SVITOO TAB P10」が優位な事項に黄色網掛け、劣位な事項にピンク網掛けしています。
BMAX I10 Plus、Android 15 モデルのスペック。約13千円と低価格、人気の10インチタブレット
CPU | UNISOC T7250、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 16GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1280 x 800、輝度 300 nits |
WiFi、Bluetooth | WiFi Dual Band 対応、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6600mAh |
サイズ | 厚み 8.7mm、重さ 525g |
OS | Android 16 |
その他 | 2スピーカー、Neflixも含めて Widevine L1対応、顔認証に対応、GPS搭載 |
2025年9月23日現在のAmazonでは 11,980円と低価格のタブレットですが、価格を抑えるためにカットされた機能、控えめな機能などは以下です。
- 物理メモリは4GBと小容量。仮想メモリは 16GBですが、ストレージの空き容量から仮想的にメモリとして割り当てる機能です。
- 最大のポイントとなるのが、10.1インチの液晶はFHDではなく 解像度 1280 x 800のHD画質であること。FHDと比較すると、文字のドットが気になることがあります。
- また、Netflixなどの動画配信サイトの動画を高画質再生可能は「Widevine L1」に対応していますが、HD画質のため、「Widevine L1」を十分に活かせないことがあります。
- フロントカメラは 5百万画素 あるいは8百万画素を搭載する製品が多いなか、2百万画素と低いもの。
なお、「BMAX I10 Plus」との比較では、以下の優位性があります。
- 大きな影響ではありませんが、仮想メモリは「I10 Plus」の12GBに対して、本製品は16GB。
- バッテリー容量は「I10 Plus」の6000mAhに対して、本製品は6600mAh。
- 本製品はAndroid 16を搭載。
▲▼上の画像は同じく UNISOC T7250を搭載する以下の「BMAX I8 Plus」からの引用ですが、AnTuTu ベンチマークのスコアは約28万。ゲーム向けではありませんが、ブラウザやSNS・動画視聴などの普段使いでは 遅さを感じることなく動作します。
BMAX I8 Plus、8.7インチ Android タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T7250搭載、約13千円でLTE、Widevine L1に対応
▲▼2スピーカーは横持ちでの両サイドではなく、下側サイドに配置されています。以下の記事にて同サイドに2スピーカーを配置する製品を実機レビューしていますが、横持ち・両サイドの製品と比較しての影響はありません。
Avidpad A90S 実機レビュー、Helio G99を搭載でサクサク動作、LTE対応の11インチタブレット
▼HD画質の液晶とともに、やや惜しいのが フロントカメラが2百万画素であること。顔認証の精度に多少影響するようにも思います。
価格情報
4GBの物理メモリ、HD画質の10インチ液晶に妥協する必要もありますが、2025年9月23日のAmazon 価格 11,980円を考慮すると妥当なところ。
ほぼ同スペックの「BMAX I8 Plus」の価格が 12,671円ですので、双方ともに UNISOC T7250を搭載し、Widevine L1に対応していることを考慮すると、コスパ度は高いと言えそうです。
なお、冒頭に「Amazonにて、SVITOO TAB P10が人気製品となっています」と記載しましたが、これは販売ページの「過去1か月で1000点以上購入されました」の記載を踏まえてのこと。これをそのまま捉えてよいものか不安もありますが、念のために記載します。
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