AliExpressサイトを巡回していると、8,000円ちょいでキーボードケース付の8.9インチ Windows 10 2 in 1タブレットを販売していることに驚き。
メモリ1GBと少なく、TNパネル・解像度低めであることが厳しいのですが、8,000円であるためそれも納得。早速ながらに概要を確認してみました。
価格的には、Amazonなどで販売している8~10インチクラスの汎用のキーボード付ケースにプラス5,000円ほどの価格帯。試しににWin 10タブレットを使ってみたい場合などによいかも。
Glavey 8.9インチ 2 in 1の概要
私は8.9インチのASUS T90Chiを外出先にて使用することが多いのですが、例えば、乗客との関係で左右のスペースに余裕がない電車内などでブログ記事の編集作業を行う場合には、8.9インチはほどよいサイズ感です。
さて、今回紹介の製品のスペックは以下となります。
- CPU: Atom Z3735G
- メモリ : 1GB、このメモリ搭載量はかなり厳しい
- ストレージ : 32GB
- ディスプレイ : 8.95インチ タッチスクリーン TNパネル、解像度 1024 x 600
- WIFI : 802.11b/g/n
- Bluetooth : 4.0
- バッテリー容量 : 4000mAh
- サイズは未確認、重量 1.3kg
ポート類が確認できないのですが、おそらくはmicro USB、カードスロット、イヤフォンジャックの構成。
8,000円の端末であるだけにコストカットしているであろう箇所は、黄色のアンダーラインの部分です。
- CPUはAtom Z3735Gですが、私がStick PCに搭載のZ3735F・メモリ2GBの機種(DG-STK3、もっと早く購入すべきだったStick PC。Core 2 Duo機との体感比較レビュー)を使用している感覚では、Webサイト閲覧程度ではサクサクと稼働します。画像編集などではZ8350 / Celeron N3450より僅かにワンテンポ遅れますが、通常利用で大きな支障はありません。
- メモリは1GBとなりますが、さすがに厳しいか。私はStick PC / ASUS T90Chi / Chuwi Hi8など2GBでは運用していますが、1GBの使用経験がなく未知数ではあるものの、メモリを大量消費するGoogle Chromeのタブを複数開いての運用は厳しいかと思います。Google Chromeではメモリを1GB超使用していることも多々あります。
- TNパネル、解像度の低さは割り切る必要があります。ASUS T90Chiの解像度 1280×800では粗さは感じないのですが、1024 x 600では拡大表示すると粗さが目立つかも。
- 以前、マウスコンピューターにて同じく8.9インチの2 in 1 「Win892」が販売されていましたが、本体・キーボード・ケースのデザイン・構成をみると、同じOEM製品と思われます。Win892はCPUが上位なのですが、本製品はWin892のオリジナル・エントリーモデルの位置づけのようなイメージです。
▼キーボードと本体の取付部分は「Win892」と同じ構成。本体のデザインからも「Win892」の下位版と推察。Win892と同じOEM製品とすると、私が店頭でWin892のキーボードを試してみた範囲では、わるくはないタイピング感のキーボードです。
まとめ
メモリ1GB、解像度低めのTNパネルの8.9インチとなるものの、キーボード付きで8,000円ちょいで購入できるとは。今となってはCPUが非力、メモリ1GBと厳しいため、決しておすすめするものではないのですが、その価格に惹かれます。
キーボードなしでは運用の厳しいWindows タブレットですが(小さいアイコン、テキストリンクのタッチにやや難あり)、Windows タブレット・2 in 1のお試し版としてはよいかも。
ただし、コスト的に余裕がある場合には先に紹介のChuwi Hi10 Proクラスをおすすめします(デュアルOS 2 in 1 Chuwi Hi10 Pro キーボード付が21,785円で販売中)
▼AliExpressの販売情報。当該ページへのリンクではなくWindowsタブレット全体へのリンクですが、冒頭のページに表示されています(2018/6/9時点)
▼8.9インチの汎用キーボードケースは3,000円台。プラス5,000円でWindows タブレット本体付と思えば安いです。
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