海外の各通販サイトで販売開始となった「POCO X3」。Snapdrangon 732G、120Hz リフレッシュ レレートの6.67インチディスプレイ、64百万画素のリアカメラを搭載するコスパに優れたスマホです。私として気になるのは、スペックの近い「Xiaomi Redmi Note 9 Pro」との相違。そこで今回は、POCO X3とRedmi Note 9 Proのスペックを比較してみました。
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POCO X3、Redmi Note 9 Proとのスペック比較
比較するまでもなく、Snapdragon 732G vs 720Gでもあり、後発のPOCO X3が優位であることは明らかですが、参考までに基本スペックを比較してみました。
2製品を比較して優位な事項に黄色網掛していますが、スペックについてのコメントは以下です。
- POCO X3のAnTuTu ベンチマークスコアは上の画像の左下にありますが、(おそらく ver.8の)Snapdaragon 732Gのスコアは約30万。一方のRedmi Note 9 Proに搭載のSnapdragon 720Gのスコアは約28万。
- 私はスコア 約29万のHelio G90T搭載のRedmi Note 8 Proを使用していますが、約30万 vs 約28万は、普段使いでは十分すぎるほどに快適なため、ほとんど体感できるほどの差はないでしょう。
- ストレージの容量は同じですが、POCO X3はより高速なUFS 2.1に対応。最近の中国端末では「CHUWI HiPad X」がUFS 2.1に対応しています(CHUWI HiPad X、eMMCより3倍高速なUFS、Helio P60搭載の10型 Androidタブレットがリリース。
- eMMC vs UFS 2.1では 、PCに例えるとeMMC vs SSDほどの差があるとする記事もあります。ただし、スマホでは、ストレージの速さにこだわる使い方も多くはなく、体感できるほどの差はないように思います。
- リアのメインカメラは同じ64百万画素ですが、POCO X3のイメージセンサーは SONY IMX682。Samsung Galaxy M31s、Realme 7、Xiaomi Redmi K30など比較的 多くの製品に搭載されています。
- 同センサーはいかがなものかと海外サイトを検索してみると、ランキングの基準は未確認ですが、Camera sensors rankingにて14位となっています。最新のイメージセンサーでもなく、SONYとして上位でもありませんが、ご参考まで。
▼120Hzのリフレッシュ レートと240Hzのタッチサンプリングレート。スクロール時などの滑らかな動きを期待できます。
▼リアカメラはSONY IMX682の64百万画素をメインとする4カメラ。
▼5160mAhのバッテリーは、33WのFast Charge対応。30分の充電で67%、65分でフル充電可能とあります。
POCO X3、Redmi Note 9 Proとの簡易外観比較
続いて、POCO X3とRedmi Note 9 Proの外観を簡易的に比較してみます。上のイメージ画像のみでは判断しにくいのですが、フロントカメラはPOCO X3が小さいように感じます。ディスプレイサイズは双方ともに6.67インチですが、POCO X3の画面占有率は91.25%。一方のRedmi Note 9 Proは明記がないのですが、POCO X3が僅かに高いでしょうか。
▼カメラの形状は明らかに異なり、4カメラが均等なNote 9 Proに対し、POCO X3は13百万画素のワイドカメラが中央で大きな面積を占めています。
▼ケースを付けるとわからなくなりますが、背面のPOCOのロゴは主張しすぎでしょうか。
まとめ
簡易的にPOCO X3とRedmi Note 9 Proのスペックと外観を比較してみました。価格的にもほぼ同水準の両機ですが、CPUやUFS 2.1のストレージ、SONYのイメージセンサーを搭載するリアカメラなど、スペックは全般的にPOCO X3がリード。2020年 Xiaomiのスマホの売れ行き上位は、Redmi Note 9シリーズが優勢のように感じていましたが、下半期ではPOCO X3が相当数伸ばしてくるでしょう。
▼ストレージ 64GBの9月19日時点の販売価格は 229ドルと、各通販サイト横並び。Xiaomiの場合、発売当初の価格設定は一定のガイドラインがあるように思います。以下はBanggoodの販売事例ですが、当初500個の199ドルは早期に完売となりました。
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