コロナ禍のなか、約半年間 週一ベースで歯医者に通っている私。虫歯治療とともに、歯並びがよくないことも災いして、お恥ずかしながら歯医者から歯磨きの指導を受けることもあります。
このため、数ヶ月前から安価な電動歯ブラシを利用しているのですが、今回レビューするのは日本では販売されていない ハイエンドな電動歯ブラシ「Oclean X Pro Elite」。歯ブラシ本体にタッチパネルを装備するうえ、Bluetoothによるスマホとの連携で、スマホでのモードの変更やブラッシングの管理も行うことができます。
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電動歯ブラシ「Oclean X Pro Elite」公式オンラインストア
Oclean X Pro Eliteの特徴
上記の公式 オンラインストアから抜粋の製品の特徴は以下です。
- 本体のタッチパネルにより、モードの切替やバッテリー残量の確認が可能。
- スマホとBluetoothでの連携により、スマホにてモードの切替や磨き方などの状況の確認などが可能。磨き方のスコアも表示されます。
- プリセットされたモードは13種類と豊富。
- スマホアプリにより、カスタムプログラムでのモード設定も可能。
- マグネット式の壁掛けホルダーが付属。歯ブラシを乾いた状態にし、バクテリアの増殖を防ぎます。
- バッテリー容量は800mAhとなり、充電時間は約3.5時間、一般的な使用方法で約 35日間のバッテリー持ち。
- 歯ブラシの裏には、舌クリーナーを装備。
- IPX7(30分間ほど、水の入ったタンクに浸して、も製品に支障がないほどの防水)の防水。
- 歯磨き時の騒音レベルは 45db。
大きな特徴は、1のタッチパネルと、2のスマホとのBluetooh 連携による モードの変更や各種管理。私は当初、アプリのインストール、スマホと連携することなく使用していたのですが、スマホとの連携により利用価値が大幅に高まりました。
▼タッチパネルとスマホアプリには、ブラッシングのスコア、ブラインドゾーン(歯ブラシが当たっていない箇所の目安の意味だと思います)、歯磨き時間なども表示されます。
▼歯磨き時の騒音レベルは45db。手元にある、国内で購入の2製品とほぼ同じです。
▼レビュー記事を編集するまで気付かずにいたのですが、歯ブラシの裏には 舌クリーナー(tongue cleaner)が装備されています。私は先日、歯医者で時々磨くよう指摘されたばかりのため 重宝します。
▼英語で小さく記載があるのですが、付属の壁掛けにより「歯ブラシを乾いた状態を保持し、バクテリアの増殖を防ぐ」とあります。この背景があったとは、記事編集中に初めて気が付きました。
Oclean X Pro Elite、実機の外観
続いて、実機の外観について記載します。タッチパネルのステイタス表示においては、撮影するタイミング(ピント合わせも含めて)が難しく、写真の枚数は控えめです。
▼本体のホワイトにあわせて、清潔感のある外箱です。
▼裏面には、タッチパネルなどの本体の特徴が記載されています。上の段落で記載していない事項として、ワイヤレスの充電にも対応とあります(専用のワイヤレス充電器が必要なようです)。
▼本体と付属品一式。
本体のほか、充電器、壁掛け用の台座が付属しています。説明書はなんと10ヶ国語構成で、うち 日本語のページは7ページ。私は当初 説明書を読むことなく使用しており、モードの切替などで苦労していたのですが、後述のスマホアプリの利用により、本来の実力を発揮するものでした(タッチパネルでのモード切替は、スマホでの設定で有効に)。
▼USB A接続の充電器と壁掛け台座。壁掛け台座はマグネット式で本体を固定します。
▼充電はこのように行います。バッテリー容量は 800mAh、充電時間は約3.5時間。
▼充電台に収めて寝かせた様子。
▼保護シールをつけた状態でのタッチパネル。下の円形のものは電源のオンオフボタン、タッチパネルでのモードの切替やバッテリー残量の確認などは、中央あるいは両サイドを指でスクロールして行い、電源オンオフボタンで決定します。
▼(他の写真と色合いが異なりますが)歯ブラシを拡大。購入時には、歯ブラシセットがお得です。
▼歯ブラシを取り外しての撮影。
▼電源オン時の液晶表示。明るく鮮やかな表示です。
▼バッテリーの残量表示がありますね。前述のとおり、本体のタッチパネルによりモードの切替を行うことができます。タッチパネルの操作は、さすがにスマホほどのスムーズさはありませんが、程よく反応します。なお、モード切替のパターンは、タッチパネルでの選択数は少なく、スマホアプリでの切替が便利です。
アプリ「Oclean」との連携
Andorid スマホ、iPhoneとBluetooth 連携できることが大きな特徴の本製品ですが、アプリ「Oclean」を利用して最大限に活用することができます。ブラッシングがスコア化され、磨き残しの簡易的な表示や、磨き方の強弱などをアプリで表示することができ、単調になりがちな毎日の歯磨きが楽しくなりそうです。
▼利用するアプリはこちらの「Oclean」。日本語表示です。
初期設定
Ocleanでの初期設定は画面に従うのみですが、参考までに記載します。
▼3画面を一つにしていますが、メアドでの登録が必要です。メアドを登録し、受領するメールでアカウントを有効化。その後、本体とのBluetooth ペアリングを行います。
▼自分に適したブラッシングのモードのAI分析を行うために、生年月日、歯の状態、コーヒーを飲むなどの嗜好を選択します。
▼もう一点、現在の歯の美白レベルを選択し、右の画面のとおりモードが判断されます。
▲モードは別途選択することができますが、プリセットされた選択可能なモードは以下です(各コースにより、ブラッシングの強弱や時間が異なります)。また、右の画面の下に「カスタムプログラム」とありますが、ブラッシング時間などをカスタマイズすることができます。
- 標準プログラム
- ミドルパワー、ホワイトニング
- スーパー洗浄、ホワイトニング
- 知覚過敏の歯の洗浄
- センシティブな方向けSETコース
- 標準セットコース(クリーニング、ホワイトニング、マッサージの総合)
- 間食後のお手軽クリーニング
- マッサージモード
- 振動が苦手な方向けセット
- 歯の矯正中の方向けクリーニング(やさしいクリーングを長めに行う)
- やや強めのクリーニング
- やや知覚過敏な方向け
- パワフルクリーニング
ブラッシング分析の事例
続いて私のブラッシング分析の事例です。
▼ブラッシングスコアは83点、本日の最高得点は91点とあり、右がブラッシングの分析画面です。分析では、「ブラッシング時間」、「プレス力」、「カバーエリア」の項目があります。
▼ブラッシング分析の項目を広げたものが以下。電動歯ブラシが初めての場合、力加減などがわからず戸惑いますが、参考になります。また、カバーエリアは目安程度かと思いますが、それぞれのブラッシング時間の表示もあります。
全般的な使用感
使用感については、上で記載した事項も含めてランダムに記載します。全般的には、やはり Bluetooth 連携によるモード選択や管理が最大のメリット。歯磨き後の分析やスコアを見るのが楽しくなり、つい多くのモードを試したくなります。
電動歯ブラシ本体においては、極端に安価な製品でない限り、製品間の相違を感じ取れる方は少ないと思いますが(私はそうです)、各モードの強弱の相違を感じることができます。
- 歯ブラシの裏側に舌クリーナーが付いている、バクテリアの増殖を防ぐための壁掛けなど、クリーニング全般が考慮された製品です。
- プリセットされたブラッシングのモードは13種類と豊富。鈍感な私には、微妙な強弱の相違を明確に感じ取ることは難しいのですが、少なくとも最強と最弱との相違は明確に感じます。
- モードを「強」にした場合、歯ブラシに付けた歯磨き粉が吹き飛ぶこともあり、その振動の強さをうかがい知れます。
- また、「強」でのブラッシングでは、これまで私が使用していた電動歯ブラシと比較すると、歯の手触りが異なるようにも感じ、より強力に磨けているようです。
- タッチパネルでの操作は、多少濡れた指での操作が多いため、スマホほどに反応のよさでないことは当然としても、程よく反応します。
- 本体の長さは 実測で245mm。初めて手にした際には大きく感じたのですが、すぐに慣れました。
- 使い始めて10日間ほどであり、バッテリー持ちは感覚的なものですが、朝夕の2回(1回あたり 2〜3分)の使用で、概ね公表値どおりの1ヶ月ほどのバッテリー持ちです。
- アプリ「Oclean」は日本語表記も適切で、何よりもブラッシングスコアや、磨き方の分析が見ていて楽しくなります。私のように、歯医者から歯磨き指導を受けている、1ヶ月に一度ほど歯医者のクリーニングを受けている立場からすると、本製品を利用してのブラッシングの改善により、次回の診察での歯医者のコメントが楽しみです。
▼公式オンラインストアでは、6月25日まで通常価格から10ドルオフの59.99ドルで販売しています。替ブラシ 4本セットは 71.99ドルです。
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