ミニPCを展開するGMKTECより、CPUにインテル 第11世代 4コア8スレッドのCore i5-1135G7を搭載する「NucBox2 Plus」が販売されています。「Plus」とありますが、無印版のNucBox2は Core i5-8259Uを搭載するミニPC。「Plus」となり、CPUをアップグレード、Thunderbolt 4を搭載しての販売です。
GMKTEC NucBox2 Plusのスペック
上の画像のとおり、Windows 11、しかも Proをプレインストール(珍しくはないですが)する「NucBox2 Plus」のスペックは以下となります。
CPU | Core i5-1135G7、4コア8スレッド、最大 4.2GHz |
GPU | Intel lris Xe GPU 80EUs |
メモリ | 16GB(1枚) DDR4,3200MHz、最大 64GBまで増設可能 |
ストレージ | M.2 2280 512GB PCle SSD(最大 2TBまで増設可能)、2.5インチ SSD / HDDを増設可能 |
WiFi | WIFI6 -802.11ax |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | HDMI x 2、USB Type-C、Thunderbolt 4、有線LAN、USB 3.2 × 4 |
サイズ | 12.48 x 11.16 x 5.04 cm 、425g |
OS | Windows 11 Pro |
その他 |
上のスペック表は上記の「NucBox2」に基づいて編集しましたが、スペックアップした箇所に黄色網掛しています。インテル 第8世代のCore i5-8259Uを搭載する「NucBox2」では、おそらく価格をアピールすることもあり、メモリ 8GB / SSD 256GBが標準仕様でしたが、Plusでは倍の容量となっています。
▲▼Core i5-1135G7を搭載するミニPCの事例としては、上記の「MINISFORUM TL50」があります。下のCINEBENCH R23のスコアは上の記事で掲載の資料の再掲ですが、体感レスポンスに影響するシングルコアのスコアは 1343。私は在宅勤務や記事編集など、スコア 1000あたりのWindows PCで行うことも多いのですが、キビキビとしたレスポンスは快適で、スコアが上位の本製品では尚更のこと。
GMKTEC NucBox2 Plusの外観と機能
外観については従来版のNucBox2と変わらず、12.48 x 11.16 x 5.04 cmのサイズもミニPCとしては一般的です。
▼映像出力も含めたフル機能で高速な Thunderbolt 4を搭載していることも、本製品のスペックアップのポイントの一つ。
▲▼銅製と思われる大きなヒートパイプとヒートシンクが備わっており、下部・ブラックの側面より熱を排出します。ミニPCでは底板を開けて内部のメモリスロット・SSDポートにアクセスする製品が多いのですが、本製品ではグレイ・ブラックの部分で分割式になっています。
標準でメモリ 16GB / SSD 512GBを搭載しているため、増設は不要とも思いますが、内部にはアクセスしにくいように感じます(USBやHDMIポートと外枠のはめ込みが大変かも、です)。
まとめ
BanggoodやAmazonの従来版 NucBox2の販売では、内部の作りはしっかりしている前提で価格重視とも思える NucBox2(5月5日のAmazon タイムセールでは 39,990円で販売されていました。Amazon サイトはこちら)。
一方のNucBox2 PlusのAmazon 価格は、8,000円オフクーポンを利用して 77,900円とやや割高感もあり、今後の価格動向を要ウォッチです。
▼Amazon、Banggoodの販売情報。Amazonの当初価格 77,900円から大幅に値下がりし、2022年10月6日時点でのクーポン適用後価格は 66,380円。
▼こちらはNucBox2 Plusと同じCPUを搭載し競合する「MINISFORUM TL50」。MINISFORUM 公式サイト(オンラインストア)では メモリ 16GB / SSD 512GB版が 67,390円と、国内通販や NucBox2 Plusより安価です。
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