
MINISFORUMより販売のミニワークステーション「MINISFORUM MS-02 Ultra」の特徴について記載します。公式ストアでは、CPUの異なる複数のモデルが販売されていますが、ハイエンドモデルは Core Ultra 9 285HX、PCIe 5.0 x 16のスロット、25GbE SFP+を2ポート搭載と豪華な仕様です。
MINISFORUM MS-02 Ultraの特徴

公式ストアでは、Core Ultra 9 285HX / Ultra 9 275HX / Ultra 5 235HXを搭載する3つモデルが掲載されていますが、下表は最上位のCore Ultra 9 285HXを搭載するモデルのスペックと機能です。
| CPU | Core Ultra 9 285HX、24コア(Pコア 8、Eコア 16)24スレッド |
| GPU(統合型) | Intel Graphics |
| メモリ | DDR5 SO-DIMM x 4スロット、最大 256GB |
| ストレージ(1) | M.2 2280 PCIe 4.0 x 4 2スロット |
| ストレージ(2) | M.2 2280 PCIe 4.0 x 4 / 8.0 x 4の2スロット、25GbE NICに統合 |
| PCIe 拡張 | 1 × PCIe5.0 x 16 スロット (分岐サポート)、
1 × PCIe4.0 x 4 スロット |
| WiFi | M.2 2230 WIFI サポート(Wi-Fi 7、BT5.4) |
| イーサネット | 2 × 25 GbE SFP+( Intel E810)、
1 × 10 GbE LAN RJ45 ( Realtek RTL8127) 1 × 2.5 GbE LAN RJ45(Intel I226-LM|Intel vPro 対応) |
| 映像出力 | HDMI、USB4、USB4 V2 x 2ポート |
| USB ポート | USB4 V2 x 2、USB4、USB-A 3.2 Gen 2 x 4 |
| 電源 | 350W 電源を内蔵 |
| サイズ | 221.5 x 97 x 225mm、約3.45 Kg |
| その他 | NPUは最大 13 TOPS |
公式ストア・Amazonともに、2025年12月21日現在のベアボーン価格 約21万円と おすすめし難い価格ですが、さすがに以下などの見どころは満載です。以下はいづれも、 Core Ultra 9 285HXを搭載するモデルの事例です。
- Core Ultra 9 285HXの場合、CINEBENCH R23のマルチコアのスコアは約37千と強烈
- Core Ultra 9 285HXのNPUは 最大 13 TOPS
- DDR5 SO-DIMMを4スロット装備、最大 256GBに対応
- コンパクトな筐体に 3つのPCIe スロットと4つのM.2 NVMe SSDスロットを装備
- RAID 0/1/5/10機能をサポート
- PCIe x16 デュアルスロット、デスクトップ GPUをサポート
- USB4 v2(80Gbps)を装備
- 超高速の25GbE LANを2ポート装備
- 350Wの電源を内蔵
- アルミ製の筐体を採用し、外枠は2本のネジで簡単に取り外し可能
▼M.2 PCIe SSDを最大 4基搭載することができます。

▼上部に PCIe 5.0 x 16、PCIe 4.0 x 4 スロットを装備しています。


▲▼6本のヒートパイプとデュアルファンによる冷却です。公式サイトには 36dBの静音仕様と記載されています。


▲▼前面と背面に 80GbpsのUSB4 V2ポートを装備し、背面のUSB4とHDMIと合わせて、映像出力は4系統です。また、25GbE SFP+を2ポート 搭載することも大きな特徴です。

価格情報
MINISFORUMの意欲的なミニワークステーション「MS-02 Ultra」の特徴を、ごく簡単に記載しました。モバイル向けハイエンドの Core Ultra 9 285HX、DDR5 SO-DIMMを4スロット、PCIe 5.0 x 16 スロット、USB V2に 25 GbE SFP+と、機能てんこ盛りの製品です。このために、2025年12月21日現在のベアボーン価格は、公式ストアにて 207,999円、Amazonにて 210,600円と高価、機能を考慮すると割安とも思えますが、一般的にはおすすめしづらい製品です。
販売元・引用元
