先日、旧型 iMacにて記事の編集を行っていると、タイピングの文字の連続入力・連打が止まらない状況が発生。同時に「ポコポコポコ」といった警告音らしきものの繰り返しと、メニューボタンのフォーカスが激しく移動し、項目を選択できない状況となりました。
結局、電源オフでしばらく放置後の再起動により治ったのですが、連続入力・警告音の繰り返しの状況と、一般的な対応事例について記載します。
文字の連続入力、警告音の繰り返しの状況
文字の連続入力・連打とは、タイピングを行っていないにもかかわらず、直前にタイプした文字が、上の画像のように(実際の画像です)、連続入力・連打している現象になりました。その他、使用している機器と状況は以下です。
- 使用している機器は、かなり古い製品ですが、iMac 27インチ Mid 2010と旧型 Apple キーボード(Bluetooth 接続)の組み合わせ。警告音の繰り返し・メニューなどの項目間移動ができないことは、M1 MacBook Airでも生じたことがあります。
- 連続入力は、Web・WordPressの記事編集画面のほか、ブラウザのURLや上の画像のメモ帳、メール画面など、ありとあらゆる所で発生。
- キーボードのバッテリー、チャタリングに問題はありません。キーボードの再ペアリング後、再起動後も状況は変わらず。
- 「ポコポコポコ」といった警告音らしきものの繰り返しも発生。これは、メニューバーのフォーカスが当たった項目が激しく点滅し、押下しても反応しない現象と連動していると思います。
現在のところ、電源オフで一晩放置後の起動により、何事もなかったかのように治っています。ただし、文字の連続入力については、再発したこともあるため、現在は様子見の状況です。
文字の連続入力の回避、一般的な対応事例
今回は、電源オフで一晩放置後の起動で治ったため、実際には全てを試していないのですが、文字の連続入力となる現象の回避として、一般的な対応事例は以下です。ただし、以下を行って治るとは断言できません。
簡易的な対応
今回、文字の連続入力に対して、私が行った簡易的な対応は以下です。繰り返しですが、私の場合は(一時的かもしれませんが)4で治りました。
- Bluetooth キーボードの再ペアリング。
- キーボードをUSB接続の製品に変更してみる。
- Macの再起動。警告音の繰り返しは、これで復旧したことがあります。
- 電源オフ後、しばらく放置(私の場合は一晩)して再起動。
セーフモードでの起動
Windows PCでは、最近 セーフモードで起動することも ほとんどありませんが、Windows / Macともに困った時にはセーフモードでの起動です。必要最小限の機能のみで起動したうえで、同様に不具合が生じるか否かを確認します。「治す」というよりも、ソフト的な不具合によるものかの見極めです。
Macでのセーフモードでの起動の手順は以下です。
引用元
Intel プロセッサ搭載 Macの場合
- Macで、アップルメニュー の「システム終了」を選択。
- Macの終了後、10秒待つ。
- Macを再起動後、すぐにShiftキーを押したままにする。
- ログインウインドウが表示されたら、あるいは Apple ロゴと進行状況インジケータが表示されたら Shiftキーを放す。
M1 Macなど、Apple シリコン搭載 Mac、Big Surの場合
- Macで、アップルメニュー の「システム終了」を選択。
- Macの終了後、10秒待つ。
- 使用可能な起動ディスクとオプションを示す起動オプションのウインドウが表示されるまで、Macの電源ボタンを押したままにする。
- 表示の画面で、起動ディスクを選択する。
- Shiftキーを押したまま、「セーフモードで続ける」をクリックしてから、Shiftキーを放す。
セーフモードで起動後、タイピングなどを行い 不具合が生じるか確認し、通常の再起動後にあらためて不具合の状況を確認します。
PRAMリセット
以下の記事に記載の、起動しない Macへの対応など、私が他の不具合で何度も実行したのが「PRAMリセット」です。
「PRAMリセット」の概要は以下となり、電源を入れた直後に「option + command +P + R」の20秒ほどの同時押しでの対応です。
- NVRAM (不揮発性ランダムアクセスメモリ) は、Mac がすばやくアクセスできるように所定の設定情報を記憶しておく小容量のメモリ。
- NVRAM に記憶される設定情報には、音量、画面解像度、選択されている起動ディスク、時間帯、最近起きたカーネルパニックの情報などが該当。
- こうした設定情報やその他の情報に関して問題が起きた場合、NVRAM をリセットすると解決できることがある。
まとめ
Macにて、タイピング時の文字の連続入力・連打が止まらない状況、および警告音の繰り返しの状況と、私の環境で治った対応、一般的な対応事例を記載しました。文字の連続入力においては、キーボードの物理的な不具合も原因として想定され、上記の対応で必ずしも復旧するとは限らないのですが、参考情報としての記載です。
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