
2025年12月13日現在、SoCにHelio G99を搭載する11インチタブレットとして、Amazonでは「LZF」ブランドの「ZPad3」が売れ筋の一つとなっています。私は同ブランドの製品を認識していなかったのですが、8GBの物理メモリ、LTEに対応、Widevine L1をサポートなど、Helio G99搭載のタブレットとしては定番のスペックにして 18,049円と、低価格の製品です。
LZF ZPad3のスペック

AnTuTu ベンチマーク v10のスコアが約40万となる、「Helio G99」を搭載する11インチタブレットです。同SoCを搭載する 10インチクラスのタブレットが定番となり久しいなか、どの製品・機能が標準的と言い切ることが難しいのですが、本製品は標準的とも言えそうなスペックと機能です。
Avidpad A90S 実機レビュー、Helio G99を搭載でサクサク動作、LTE対応の11インチタブレット
▲当サイトでは Helio G99を搭載するタブレットを多数 実機レビューしていますが、直近では上記の「Avidpad A90S」を実機レビューしています。あくまで 私自身の参考となりますが、下表では「A90S」との比較にて、優位な事項に黄色網掛け、控えめな事項にピンク網掛けしています。
| CPU | MediaTek Helio G99、6nm プロセス、最大 2.2GHz |
| GPU | Mali-G58 MC2 |
| メモリ | 8GB LPDDR4 + ストレージから最大 12GBを割り当て |
| ストレージ | 256GB UFS2.1 |
| ディスプレイ | 11インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル、輝度 300 nit、120Hz リフレッシュレート |
| WiFi | 11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS搭載 |
| LTE | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28AB/66、TDD: B38/39/40/41 |
| センサー | 重力感知センサー |
| カメラ | リア 16百万画素、フロント 8百万画素 |
| バッテリー容量 | 3.8V/10000mAh、18W 急速充電(充電器はユーザーが用意) |
| サイズ | 258.3 x 169.8 x 8.8mm、495g |
| OS | Android 15 |
| その他 | 2スピーカー、金属製の背面、顔認証に対応、Widevine L1対応(Netflixにも対応) |
▼以下は、同じくHelio G99を搭載する「Avidpad A90S」にて計測の、AnTuTu ベンチマーク v10のスコアです。Helio G99のスコアは他製品も含めて 概ね 40万前後となり、普段使いではサクサクと動作します。

▼本製品においては、120Hzのリフレッシュレートに対応していることも特徴の一つです。映像、ブラウザのスクロールなどが、一般的な 60Hzの液晶と比較すると より滑らかな表示となります。

▼もちろん、Netflixも含めて「Widevine L1」に対応しています。Netflixの事例では、FHDでの再生が可能です。

スペックのその他の補足は以下です。
- 私の見落としとも思いますが、筐体の素材(樹脂 あるいは金属)の明記がありません。
- 10000mAhの大容量バッテリーは 18Wの急速充電に対応していますが、付属の充電器は 5V/2A 10Wの仕様となり、18W 充電器は別途 ユーザーにて用意する必要があります。
- このクラスでは 4スピーカーを搭載する製品もありますが、本製品は 2スピーカーです。
- 3.5mm ヘッドホンジャックを装備しています。
- 普段使いではサクサクと動作しますが、負荷を要するゲーム向きの端末ではありません。
- メモリは物理メモリ 8GB + 拡張メモリ 12GBの構成です。後者は、ストレージの空き領域から 仮想的に最大 12GBまでをメモリとして割り当てる機能です。
価格情報
2025年12月13日現在のAmazon 価格は 18,049円。Helio G99、LTEに対応の11インチタブレットとしては、特筆すべきほどではないにしても 安い部類の製品です。
ちなみに、文中で掲載の 実機レビューした「Avidpad A90S」のAmazon 価格は 19,990円。「A90S」のストレージは 128GB、バッテリー容量は 8,000mAhであることを考慮すると、256GB, 10,000mAh バッテリーの「LZF ZPad3」は割安と言えそうです。
引用元・販売元
▼引用した「Avidpad A90S」の実機レビュー記事です。


コメント