CPUにMTK6797 (Helio X20)のデカコアを搭載し、解像度 2560 x 1600の10.1インチ Android 8.0 タブレットが、69.99ドル(約7,600円)にてBanggoodで販売されています。ブランド名も確認できないタブレットとなり、外観ではコストカットしている箇所も見られますが、この価格はかなりの魅力。実際、Banggoodの販売ページでは1370件ものお気に入り登録となっています。今回はこの格安のデカコアタブレットのスペックとデザインなどを確認してみます。
スペック
2019年7月24日現在、Banggoodの販売ページでは68件のQ&Aがあるなかで、ブランド名の確認の書き込みもありますが、ほぼ無名に近いブランド。無名ながらも、この価格にして以下のスペックはかなりのもの。
- CPU : MTK6797 (Helio X20) デカコア
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB
- ディスプレイ : 10.1インチ、IPS、解像度 2560 x 1600
- カメラ : フロント 2百万画素、リア 5百万画素
- WiFi : 11b/g/n
- Bluetooth : 4.0
- ネットワーク : 3G対応、GSM/WCDMA/TD-SCDMA 850/900/1800/1900/2100GHZ
- GPS / G-sensor / OTG サポート
- Battery : 4000mAh、Micro USB
- サイズ : 235 x 165 x 10mm、600g
69.99ドルのタブレットとしては大健闘している箇所に黄色網掛け、妥協している箇所にピンク網掛けしています。
- MTK6797 (Helio X20)のAnTuTu ベンチマーク v7のスコアは85,000前後。デカコアの響きほどに速くはないのですが、普段使い・価格を考慮するとこれ以上は望むべくもありません。
- これほど価格が安いとディスプレイはFHDとなることが多いのですが、解像度 2560 x 1600の解像度は立派すぎます。
- 一方、Wi-Fiがデュアルバンド対応でないのは価格なり。ただし、おまけ程度とはいえ、3G対応です。
全般的にはスペックのみをみると、120~130ドルでもおかしくない仕様であり、2019年7月24日時点のBanggoodのお気に入り登録が1370件もあることも納得。
外観、デザイン
上記のスペックにして 69.99ドルの価格のためか、外観にはコストカットしている部分も感じられます。ただし、この価格を考慮すると些細なこと。
▼こちらのイメージ画像では、実機よりもベゼル幅を狭く見せています。背面はブラック、ピンク、シルバー、ゴールドの4色展開。
▼安価なタブレットのため、背面はプラスチック製(記載はないのですが、金属製でないことは確実)。
▲▼下側の左右にあるスピーカーにコストカットの形跡を感じ取れます。
▲電源・音量ボタンもプラスチック感がありベゼル幅も太めですが、私がお気に入りの10インチタブレットで価格は倍以上のALLDOCUBE M5Xも同様ですので、この価格では止む無し。
▼ACアダプターは日本でそのまま使えるUS仕様のように見受けられます(もしかするとEU仕様かも)。OTGケーブルも付属しているようです。
まとめ
MTK6797 (Helio X20)のデカコア、解像度 2560 x 1600の10.1インチ、メモリ 4GBにストレージ 64GBにして69.99ドルと、どうすればこの価格で販売できるのかと思うほどのタブレットです。中国メーカー製のAndroid タブレットの場合(私が複数のAndroid タブレットを操作したなかでは)、実際に操作しないとディスプレイの品質や使い勝手が判断できないことも多いのですが、69.99ドルならお試しでの購入もありと思います。
▼2019年7月24日時点のBanggoodでの価格は69.99ドル(送料 0.46ドル。本体の円換算は 7,684円)。
▼Q&Aに実際にカートに入れてみると69.99ドルではないとの書き込みがあったため、試してみると上の画像とおりの69.99ドル。
コメント