先日、70℃の耐熱性、-40℃の耐寒性を持つ「Amazfit T-Rex」を紹介しましたが、この廉価版とも言うべき「Kospet Raptor」がリリースされています。55℃の耐熱性、‐35℃の耐寒性とAmazfit T-Rexには及ばず、また、GPSも装備されていませんが、GearBestでの価格は 31.99ドル、約3,500円とKospetらしく安価です。金属製のベゼルの採用などによりデザインもよく、この価格なら試しに購入してみるのもあり。
関連記事
Amazfit T-Rex、70℃の耐熱性・-40℃の耐寒性をもつタフネス スマートウォッチの特徴。110.99ドルのクーポン情報も
Kospet Raptorの特徴
上の画像によると、55℃の耐熱性、‐35℃の耐寒性以外に、Damp-heat(耐湿)、 48時間のSalt Spray (塩水噴霧に耐えうる)、Dust Erosion(埃の埋もれても大丈夫)、Low Pressure(スカイダイビングなどの高々度もOK)、Solar Radiation(太陽熱の放射もOK)など、頼もしい言葉が並んでいます。確かに、以下の画像の厚みからも、それらしき雰囲気が漂います。
▲約 3,500円の価格にして、ベゼルは金属製。価格帯は異なりますが、私が所有する「Kospet Prime」からも、Kospetのスマートウォッチのハード面での造りは期待できます。
▲▼ただし、ピュアなAndroidのKospet Primeの大きなマイナスポイントは、スマホとの連携のアプリがかなり残念なこと。Bluetooth連携によるSNS通知すらも難ありな状況です。
Kospet Raptorは、iPhone / Androidともに以下の「Da Fit」を利用します(Kospet Primeのアプリとは異なる)。App Store / Google Playのレビューを確認してみると、全般的な評価は高くないものの、SNSなどの通知は何とかなりそうです。
その他の主要スペックは以下となっています。
- Chip : nRF52832
- RAM : 64KB
- ROM : 64MB
- Bluetooth : 4.0
- スクリーン : 1.3インチ
- IP rating : IP68
- バッテリー容量 : 230mAh
- ダイヤルサイズ : 4.7 x 5.2 x 13.3cm
- 重量 : 50g
Kospet Raptorの機能
Kospet Raptorの変更可能な文字盤の数は未確認ですが、言うまでもなく 私が所有するAmazfit GTRやHuawei Watch GT 2eほどに期待はできませんが、イメージ画像を見る限りは、少なくとも10種以上はあるかと思います。
- Amazfit GTR、3カ月使用後の再レビュー。バッテリー消費、画面の鮮やかさ、カスタマイズ性ともに抜群のスマートウォッチ
- Huawei Watch GT 2e 実機レビュー、画面の鮮やかさと機能、装着感はAmazfit GTR以上。ただし、iPhoneのアプリ連携は要注意
▼230mAhのバッテリーは、普段使いの場合には8~12日間のバッテリー持ち(スマートウォッチの場合、概ね仕様に記載のバッテリー持ちは妥当です)。410mAhのAmazfit GTR 47MM、390mAhのAmazfit T-Rexと比較すると、かなり控えめ。ただし、この価格帯としては標準的であり、1週間持てば極端な不便さは感じないと思います。
▼この価格帯ですのでGPSは未装備ですが、20ものスポーツモードに対応しています(以下の画像は一部抜粋)。
▼販促用の画像のため少し抑えめに見ても、約3,500円の価格としてはデザインよく、質感も高そうに見えます。
▼一方、歩数計や睡眠計などのヘルス面の機能は、明確な記載がありません。
まとめ
約3,500円の価格で金属のベゼル、55℃の耐熱性、‐35℃の耐寒性のタフネスさを大きな特徴とする「Kospet Raptor」。Kospetのスマートウォッチはリリース直後から概ね好調な売れ行きとなることが多いのですが、GearBestの販売個数を見ても人気製品となっているようです。
本格的に使用する場合には、あと100ドルほど追加出費して、Amazfitシリーズ、あるいはHuaweiのスマートウォッチがおすすめですが、デザインとタフネス性、安価なことから「試しに購入してみる」あるいは「お遊び的な要素」としては、ほどよい製品です。
▼8月19日時点のGearBestの価格は31.99ドル、約3,500円
コメント