クラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて、これまでになかったデザイン・コンセプトのミニPC「Khadas Mind」が展開されています(10月24日まで)。
上の画像の本体とドックは独立し、本体にはビルトインバッテリーを備え、さらには NVIDIA GeForce RTX 4060Tiを搭載する外部GPUボックスも用意されています。
本体はPremiumとStandardの2つのモデルがあり、Premiumは Core i7-1360P / LPDDR5 RAM 32GB、Standardは Core i5-1340P / LPDDR RAM 16GB、双方ともにPCIe 4.0 SSDを搭載し、モバイル用途としては高いスペックです。
引用元
Khadas Mindの特徴
10月7日現在、国内外のユーザーによる動画・サイトのレビューが複数公開されていますが、上記のKickstarter サイト、あるいはレビューから短時間で確認した範囲での特徴を記載します。詳細については、Kickstarter サイトに掲載の各サイト・動画を参照ください。
- 冒頭に記載のとおり、本体は Core i7-1360P / LPDDR5 RAM 32GB、Core i5-1340P / LPDDR RAM 16GB、2230サイズのPCIe 4.0 SSDと、モバイル用途としては高スペック。また、2230サイズのPCIe 3.0 SSD 空きポートを備えています。
- さらに本体には、5.55Whのバッテリーを内蔵し、スタンバイの状態での部屋間移動も便利です。本体の重量は450g、A4の1/4ほどのミニPCサイズです。動画レビューを参照すると、USB-Cでの電源ですが、ACアダプターもコンパクトです。
- 動画レビューの参照では、PCIe SSDの読み書きは 5000MB/sと高速です。
- ドック(Mind Dock)には、ポート類のほか、4 スピーカーをビルトイン。さらには指紋認証とダイヤル式の音量調整を装備。
- 外部GPUボックス(Mind Graphics)には、NVIDIA GeForce RTX 4060Tiをビルトイン。独立したAC電源ポート、HDMI x 3個、USB4(Thunderbolt 3/4をサポート)、USB-A 3.2 Gen 1 x 3個、SD カードリーダーを装備。USB4(Thunderbolt 3/4をサポート)を備える他のPCにも接続可能。
▼上記1のCore i7-1360Pの実力は以下の記事を参照。以下の「ThinkPad E14 Gen 5」は LPDDR4 RAM、SSDの速度は控えめですが、キビキビと動作します。
▼本体とドック接続時のポート類はこちら。本体の電源はUSB-Cです。本体のみでも 一般的なミニPCと同様のポート類ですが、ドック接続により拡張性は大幅に向上し、さらには指紋認証・ダイヤル式の音量調整、4スピーカーも備えています。
▲▼ドックとは排他利用となる外部GPUボックスの「Mind Graphics」の構成です。デスクトップ用のNVIDIA GeForce RTX 4060Tiを搭載のため、AC電源での動作です。HDMI x 3個、USB4(Thunderbolt 3/4をサポート)、USB-A 3.2 Gen 1 x 3個、SD カードリーダーを装備しています。
▼複数あるレビュー動画のうち、私は主にTechtabletsの動画を参照しました。外観の質感や、SSDの速度、CPU温度(やや高い)など、参考になります。
まとめ
最安構成のStandardの本体のみ(Core i5-1340P / LPDDR RAM 16GB)でのクラウドファンディング価格は 599ドル、最大構成のPremium(Core i7-1360P / LPDDR5 RAM 32GB) + Mind Dock + Mid Graphicsは1,627ドルと、円安の現在では それなりの価格です。しかしながら、質感とデザイン、本体・ドック・GPUボックスの構成には大いに惹かれます。
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