Windows 10スマホ「KATANA02」のレビューの3回目となる今回は、レスポンス編です。全般的に、購入前にはCPUがKATANA01と同じ1.1Ghzであったことから、そのレスポンスにやや懸念がありましたが、使用してみてその懸念も払拭されました。
KATANA01では、ホーム画面の遷移や、設定メニューのレスポンスでさえ、モッサリ感があったものの、メモリ2GBを搭載するKATANA02では大きく改善しています。
全般的なレスポンスは上々
良い印象を持ったもの
- ホーム画面、メニューの遷移に遅延など、レスポンスがわるいと感じるところはありません。「KATANA01」については、各レビューや私が店頭で短時間触った範囲では「モッサリ」やら「タッチがズレる」などありましたが、1日使用したなかでは「KATANA02」は「モッサリ・タッチのズレ」ともありません。
- Edgeのスクロール・画像表示の滑らかさにやや驚き。「スクロールスピードはもう少しゆっくりね」と思うほど。バナー工房サイトにて画像編集を数十分行ってみましたが、Nexus5と同じ感覚で操作でき十分なものです。
- ディスプレイは、Nexus 5と遜色なく十分綺麗です。
アプリ・Windows側の課題だがイマイチなところ
- Edge以外のブラウザ(Opera Mini、及び中国系のもの)をインストールして試したところ、カクカクしたもので(シングルコアのスマホでChromeを使用しているようなイメージ)、Edge以外のブラウザは使用に難あり。
- Edgeにおいても、サイト側が対応できていないのか、「はてなブログ」などスマホサイトの表示ができない。
- やはり何と言っても、Whndowsストアのアプリが少ない。Google関連はGmail以外は何もない状況。Youtubeに至っては、アプリはあるものの、単にサイトへのショートカットだった。
- フリック入力は、iOS・Androidのほうがややスムーズ。(誤入力が頻発する・反映が入力より大幅に遅れるなど、致命的なものではありません)
ベンチマーク・空きメモリなど
空きメモリ(RAM)
antutuベンチマーク
比較対象が少ないため判断できませんが、ご参考。
Total scoreは10,890。3回ほど行いましたが、同じ程度のスコアでした。
(Androidとはスコアの定義が違うはずなので、Androidと比較してはダメです)
私が頻繁に参照する「ウィンタブ」によると、同じCPUを積む「ドスパラ DG-W10M」のスコアが7000~8600のようですが、「KATANA02」はStrage Write / Read以外はDG-W10M」を若干上まわっています。
バッテリー消費量、Wifiスピード
バッテリー消費量のついては、まだ連続して数時間の使用をしていませんので、待機時の消費量となりますが、以下のとおり「1時間あたり2.38%」となっています。
2時間ほど断続的に使用した限りでは、他の記事やWindows 10タブレットの状況から、「Windows 10 Mobileはバッテリー持ちが今一つ」とのイメージがあったものの、「そうわるくはない」との感覚です。
私のNexus 5が2時間半の使用で50%を消費する状況であり、私の感覚は麻痺していますけど・・・
Wifi スピードですが、自宅の同じ環境下(11g)での測定です。上の画像がKATANA02、下がNexus 5です。何度か実施しましたが、KATANA02はアップロードがやや遅くなっていますが、この程度の速さが出ていると体感できる差ではないと思います。
まとめ
やはり先日のレビューと同様に、19,800円(税抜)の価格にして、このレスポンスであれば、サブ機として購入して後悔はしないと思います。メインで使用するには、アプリが少なすぎるのが欠点です。私もアプリが充実してくるとメイン使用も考えるのですが、今後の展開に期待です。
▼既にKATANA02のガラスフィルムが発売されていた。2月6日に入荷予定とあるが、価格は980円。製造風景の写真も掲載されており安心できます。
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