AndroidタブレットやPCを展開する中国ブランドのうち、CHUWI / Teclast / BMAXほどに勢いがない(2018年あたりには CHUWIと同等に人気でしたが) Jumperですが、売れ筋のUNISOC T618を搭載する10インチのAndroid タブレッド「EZPad M10」が発売となりました。
メモリ 4GBと、競合する Alldocube iPlay 40 シリーズ、Teclast M40 シリーズと比較すると、スペック・価格の優位性はないのですが、今後の価格下落に期待です。
Jumper EZPad M10のスペック
Alldocube iPlay 40 シリーズ、Teclast M40 シリーズなどの競合製品と同様に、コスパに優れたUNISOC T618を搭載することにより、2万円前後でAnTuTuベンチスコアが約20万となることが最大の特徴ですが、そのスペックは以下となります。
CPU | UNISOC T618、8コア |
メモリ | 4GB DDR4 |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPSパネル、解像度 2000 x 1200 |
WiFi、Bluetooth | 2.4G & 5G、Bluetooth 5.0、GPS搭載 |
LTE | 対応だが詳細情報なし |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 13百万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh、USB Type-C |
サイズ(本体) | 243 x 162 x 8.4mm、500g |
OS | Android 11 |
その他 | 2スピーカー |
▲Alldocube / Teclastの競合製品の事例(複数の派生バージョンあり)は上記となりますが、これらと比較でのコメントは以下です。
- EZPad M10は メモリ 4GBである点で見劣り。UNISOC T618を搭載する他製品は、メモリ 6GBもしくは8GB。
- また、4スピーカーを搭載する製品も多いなか、本製品は2 スピーカー(一般的には 2スピーカーで十分ですが)。
- リアカメラが13百万画素であることは、本製品が優位です。ただし、Andorid タブレットのカメラは、メモ書き代替としての要素が強いため、決定的なアピールポイントではありません。
- 他製品と同様に、LTEに対応し、GPSを搭載しています。製品のイメージ画像では小さく記載があるのみで、アピール不足のように感じます。
- デザイン面ですが、Jumperの製品紹介の画像は(コストカットのためか)少なく、鮮明でないためにデザイン・質感をイメージ画像では想像できず。ただし、TeclastやBMAXのように、ベゼル幅を狭く見せるなどの処理を行っていないことには好感が持てます。
▼他ブランドでは、ディスプレイのベゼル幅を狭く、厚みを薄く見せる製品も多いのですが、本製品はイメージ画像どおり、あるいはベゼル幅が画像よりも僅かに太い程度かと思います。
▲ボディの素材の記載がないのですが、他製品の傾向・価格帯から判断すると、おそらく背面はアルミ製。明るいシルバーの色合いですが、Jumperの製品はロゴが主張しないために好感を持っています。
▼GPSを搭載していますので、Google マップをダウンロードし ナビ代替として利用することもできます。
まとめ
UNISOC T618を搭載する Android タブレットとしては、Alldocube iPlay 40や Teclast M40が派生モデルをリリースし販売強化を行っている状況のなか、出遅れ感のある「Jumper EZPad M10」です。メモリ 4GBと見劣りするうえに、現時点では価格の優位性もなく、現時点では様子見・今後の価格下落に期待です。
▼10月16日現在、AliExpressでは 177.31ドルで販売中
▼こちらは競合する「Teclast M40 Plus」のBanggoodでの価格情報。クーポン「BGJP9T40」の利用により 174.99ドル、10/22まで有効。
Teclast T40 Plus
https://winandinet.jp//entry/banggood-tablet-sale-oct-2021/
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