Banggoodにて Jasper Lake N5095を搭載するミニPCが販売されていますので、スペックと特徴などを記載します。サイズやボディのスタイルとしては一般的なミニPCですが、 Jasper Lake N5095を搭載すること以外に、このクラスとして珍しく メモリスロットを2つ装備していることも特徴とします。また、Windows 11のシステム要件を満たしており、プレインストールのWindows 10から11の無料アップグレードも可能です。
スペック
モデル名は「Trig Key Green G2」。私は「Trig Key」なるブランドは知らなかったのですが、製造元ではなく販売ブランドであり、ブランド名を気にする必要はありません。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5095、4コア4スレッド、最大 2.9GHz |
GPU | Intel Jasper Lake 16 EU GPU |
メモリ | 8GB DDR4, 2933MHz(増設可能) |
ストレージ | M.2 SATA SSD 256GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | WIFI5 -802.11 |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、USB Type-C、HDMI x 2、DP、有線LAN |
サイズ | 12.4 x 11.3 x 4.1 cm 、295g |
OS | Windows 10、Windows 11に更新可能 |
CPUに N5095を搭載する本製品ですが、10月30日時点では ベンチマークスコアは出回っていません。Jasper LakeのPCとしては、今後 N5100がメインとなると思われますが、以下などのN5100搭載のノートPCがチラホラと販売されている状況。
ミニPCでのN5番台の製品は珍しいのですが、N5095のベンチマークスコアは型番から察すると、N5100にやや劣る水準で、体感レスポンスは同程度(ライトユースでは特に遅さを感じることなく、普通に動作する)と推測します。
▼外枠は樹脂製ですが(底板は金属)、大きなヒートシンクが備わっています。
▲M.2 SSDは2280サイズ、2.5インチ HDD / SSDは底板に増設するスタイル。
▼Gemini Lake / Jasper LakeなどのCeleron搭載のミニPCとしては珍しく、メモリスロットを2つ装備しており、16GBまで増設可能。
▼このクラスでは排熱にそれほど気を遣う必要もないのですが、大きなヒートシンクが備わっており、CPUファンの音量もそれほど大きくないと推測します。
▼サイズは 124 x 113 x 41mmと標準的。
外観と機能
外観・サイズともに、ミニPCとしては一般的。ボディはミニPCとしては よく見るスタイルであり、OEM販売であることは間違いありません(本製品に限らず、中国の新興ブランドの場合、一般的にはOEMです)。
▼サイドと底板に 排熱用のメッシュ加工が施されています。
▼樹脂製の天板はロゴがなく、すっきりしています。
▼他のミニPCと同様に、USB x 5、HDMI x 2など 拡張性は十分。USB Type-Cは映像出力に対応せず、機器接続・データ専用です。
価格情報
2021年10月30日現在、Banggoodでは予約販売(出荷は11月15日以降)を行っており、当初50個までは 199.99ドル(約23千円)、51個から200個までは 209.99ドル(約24千円)となります。
Jasper Lake 搭載のミニPCは多くないために価格比較はできないのですが、メモリを増設できること、前世代のGemini LakeのミニPCと同水準の価格であることを考慮すると、コスパ度は他のミニPCと同様によいと言えそうです。
▼Banggoodでの画像の価格は 209.99ドルですが、クーポン「BGJPTKMNG2」の利用により 199.99ドルとなります(12月12日まで有効)。
▼実機レビュー記事はこちら
▼こちらは同スペックの「Beelink U59」。11/20時点のBanggoodのクーポン価格は以下です。
- メモリ 16GB、ストレージ 512GB版、クーポン「BGb96f02」の利用により 269.99ドル
- メモリ 8GB、ストレージ 256GB版、クーポン「BG496e0c」の利用により 206.99ドル
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