iPhone5・iPhone6をiOS 10にアップデートしてから、スリープ時・操作時ともバッテリー消費が悪化していると認識しており、先日の記事「iOS10にてバッテリー消費の悪化、改善のために確認した各種設定」のとおり、バッテリー消費に関する設定を再確認しました。
この設定により、バッテリー消費が改善していることを検証すべく、スリープ時限定となりますが、iPhone6・5・4Sを満充電から10時間放置し、スリープ時のバッテリー持ちを計測・比較検証しましたので、その結果をレポートします。
検証の前提・条件
検証にあたっての機種・条件は以下のとおりです。なお、機種間で多少の細かい設定は異なるところがあるものの、「iOS10にてバッテリー消費の悪化、改善のために確認した各種設定」は、3機種ともほぼ設定済です。
3機種を満充電から同時に約10時間放置し(全く未使用)、計測しました。
- iPhone4S・iOS 9.3.5。Wifi運用・Wifiオン。機内モードオン。
- iPhone5・iOS 10.0.2。Wifi運用・Wifiオン。ウィジェット稼働。機内モードオン。
- iPhone6・iOS 10.0.2。mineo(マイネオ)でのau回線及びWifiはオンの状態。
iPhone4S・iOS 9.3.5では、スリープ時のバッテリー消費がわるいとは感じていないため、iPhone4SとiPhone6・5が同等のバッテリー消費であれば、スリープ時のバッテリー持ちは問題なしと言えるでしょう。
なお、「バッテリー残量のパーセント表示は、バッテリー消費に影響する」ことを新たに追加認識したため、「バッテリー残量のパーセント表示をオフ」にして計測しています。
どうやら、バッテリー残量をパーセント表示する際に、スリープ時にバックグラウンドでデータのやりとりをしているようです。
検証結果
では、画像を用いながら検証結果です。
▼iPhone4S・iOS 9.3.5
使用時間19分・スタンバイ10時間17分にして、バッテリー残量は99%。
かなり優秀です。
▼iPhone5・iOS 10.0.2
使用時間23分・スタンバイ10時間17分にして、バッテリー残量は96%。
iPhone4Sよりは僅かに劣りますが、ウィジェット稼働(削除漏れ)にしては優秀。
▼iPhone6・iOS 10.0.2
使用時間14分・スタンバイ10時間17分にして、バッテリー残量は99%。
iPhone4S・iOS 9.3.5とほぼ同様の結果で、かなり優秀です。
▼iPhone6・iOS 10.0.2、バッテリー残量をバーセント表示したままで長時間放置したもの。
多少の使用時間(30分前後と記憶)があり、また満充電後 約50時間超と長いため、上記と単純比較はできないのですが、スタンバイ約49時間にして残量66%とは、望ましくない結果です。これは、バッテリー残量のパーセント表示が少なからず影響しているのは確実です。
まとめ
バッテリー残量のパーセント表示をしたまま計測した際には、「どうなることやら」との想いでしたが、バッテリー残量のパーセント表示をオフにすると「ほぼバッテリーを消費していない」と言えるほど、ニンマリするような好結果となりました。iOS 10.0.2のスリープ時のみに限って言えば(稼働時は未検証)、懸念すべきバッテリー消費の悪化はないようです。
ただし、以下の記事で記載の設定、プラス「バッテリー残量のパーセント表示をオフ」にしたうえでの判断です。
コメント