先般の記事「iPhone5・iOS 10は、まだまだ現役。iOS 9からレスポンスの悪化はなし 」のとおり、iPhone5そしてiPhone6をiOS10にアップデートしました。レスポンスの悪化はないものの、しばらく運用していて感じたのがバッテリー持ちがわるくなったこと。バッテリー消費のログはとっていないものの、スリープ時のバッテリー消費・操作時のバッテリー消費ともわるくなっていることが、明らかに体感できます。
私はiOS10にアップデートした時点で、バッテリー消費を抑制するための設定をしているのですが、それでもなおiOS9よりも悪化しているバッテリー持ち。今回は備忘録として、現在設定しているバッテリー消費に関する事項と、追加で設定した事項に分けて掲載します。なお、「バッテリー消費が改善した」とのレポートではなく、現在は設定を追加してみて様子見の状況です。
iOS10、バッテリー消費改善への対応
▼iPhone5・iPhone6ともiOS10にアップデートしたものの、双方も明らかにバッテリー持ちがわるくなっていることが体感できます。「iOS10 バッテリー消費」で検索をかけると、「バッテリー消費がわるくなった」と多くヒットすることからも、共通した現象のように思われます。
既に対応済の設定
以下は既に対応済の設定であり、これらを設定してもなお、iOS9と比較するとバッテリー消費が悪化していると体感できます。
ログはとっていないものの、スリープ時のバッテリー消費もわるくなり、また操作時のバッテリー消費も、その減り具合が目に見えて悪化しています。
なお、以下に掲載以外の「ディスプレイの明るさを抑える」など、基本的な事項も設定済です。
Blutoothをオフにする
iOSのみならず、AndroidにおいてもBluetoothをオンにしていると、明らかにバッテリー消費に影響するために必須事項です。
Siriを無効にする
私は一度もSiriを使用したことがなく、また有効にしたこともないため、どれほどバッテリー消費に影響するかは不明です。がしかし、使用しないものはオフまたは無効にしておいた方が無難。
各種通知をオフにする
iOS10にアップデート直後には、各種通知をオンにしていましたが、バッテリー消費の悪化を感じて即オフにしました。
▼私はiPhoneはサブ運用のため全てをオフにしていますが、メイン使用の方はSNS系を除いてオフにするなどの設定がよいかもね。
おやすみモードをオンにする
こちらもiOS10にアップデート直後にはオフにしていましたが、バッテリー消費の悪化を感じて即オンにしました。ただし、体感的にはオン・オフ前後のバッテリー消費に影響はないようです。
ただし、この「バッテリー消費に影響なない」ことは、既に各種通知のオフ設定を行っていることと重複設定であることも関係しているかと思われます。
位置情報サービスのオフ
この「位置情報サービス」もバッテリー消費を抑える基本項目の一つです。私は、iOS・Android・Windows 10ともにオフにし、必要な時だけオンにしています。
ウィジェットの削除
ホーム画面のスライドにて表示されるウィジェットは便利な機能ですが、気になるのが通信を行うことによるバッテリー消費。便利な機能が活かされないのですが、このウィジェットを削除して様子見です。
▼ウィジェット画面下にある「編集」をタッチ
▼削除したいウィジェットを削除
新たに追加設定した事項、追加設定を保留にした事項
アプリのバックグラウンド更新の見直し
「設定」「一般」に「Appのバックグラウンド更新」がありますが、こちらをアプリ毎に見直しました。
画像の①に全アプリを一括して制御する設定がありますが、これを無効にすると、例えば音楽をバックグランウンドで聞きながらWebサイトを見るなどの行為に影響するため、画像下にあるアプリ毎に設定した方が無難です。
例えば、②のAmazonアプリは、バックグラウンドで稼働・更新してもらう必要もなく、商品参照・発注時のみ稼働・更新していれば十分なため、オフに設定しています。
▼なお、この「Appのバックグラウンド更新」「位置情報」「通知設定」などは、「設定」にあるアプリ毎の項目でも設定できます。
低電力モードの設定
設定を行わなかったものが、この「低電力モード」。「メールの取得」「アプリのバックグラウンドでの稼働・情報の更新」などを一括でオフ設定できるものの、既に上記で個別設定しているために、設定は見送りです。
まとめ
アップルいわくiOS10は「史上最大のアップデート」とのことですが、追加設定・機能が多いことによる弊害か、体感的にわかるバッテリー消費の悪化。
私は、iPhone5をiOS6または7の頃よりアップデートを繰り返し、状態を確認しているのですが、iOS10ほどバッテリー消費の悪化を体感できるものはなかったような感覚です。どれほど改善効果があるものか、上記の設定でしばらく様子見です。
▼2016/10/9追記。スリープ時のバッテリー消費を計測・検証しました。
▼さらに、iPhone5のスリープ時のバッテリー消費を再計測しました。
コメント
[…] iOS10にてバッテリー消費の悪化、改善のために確認した各種設定 […]
こんにちは
記事読ませてもらいました。いろいろ、実験・研究されてすごいなと思いました。
私は先日iphone5を中古で入手しました。初期設定前の状態で20時間ほどスリープ状態にして、立ち上げた時点でスリープ時100%だったものが、60%になっていました。
ちょっと早いように思ったのですが、どんな使用状況で、どんな電池の減り方しているか、わかる範囲で教えて戴けませんでしょうか。電池交換したほうがよいか否かの判断をしたいと思っています。
当記事の文末に、同じく中古で購入したiPhone5他のスリープ時のバッテリー消費量の記事リンク先を掲載しています。デフォルトの状態ではややバッテリー消費が多かったのですが、設定変更後のスリープ時には、ほとんどバッテリーを消費していないと言ってもよい状況になりました。
それでもなお、時々、「何でこんなに?」と思うほど、スリープ時にバッテリーを消費していることもあります。
本日のiPhone5の事例では以下となり、ややバッテリー消費が多くなっていました。おそらくは、制御したつもりでも、スリープの直前まで使用していたアプリがバックグランドで稼働・通信していたためだろうと類推しており、今後 いくつか事例をあげつつ、整理できましたら記事にします。
・機内モードにて、Wifiのみオン
・約11時間のスリープにて、15%のバッテリー消費
すいません。ご質問の回答になっていないかもしれませんが、ご連絡です。