先の記事「iBuffalo BSKBB24BK、iPad,iPad mini,他との外観マッチングのレビュー」では、 iBuffaloのコンパクトなキーボード、BSBB24BKの外観、タブレットとの外観上のマッチングを中心に記載しましたが、今回は入力などの操作感におけるレビューです。
私の携帯キーボードの要件としては、電車内でも快適に使用できるよう、打鍵音の静かさ、コンパクトさ、ブラインドタッチができること。この観点でのレビューとなります。
※冒頭の画像は、BSBB24BKをiPad mini3と組み合わせたもの
▼今回のレビューは、こちらのBSKBB24BK
私が探し求めていたキーボードの要件
私が探し求めていたキーボードの要件は、電車内でも快適に使用できることを前提とした以下となります。
打鍵音が静かなこと
時々、電車内でかなり激しい打鍵音を響かせて、パソコンを使用している方を見かけるのですが、私はその音が少なからず気になります。そこまで、強いタッチで入力、Enterキーを勝ち誇ったように強く打たなくてもいいのに、と思ったりすることもあります。
おそらく、他の乗客の多くの方が同様に感じていると思いますが、自分が電車内でキーボードを使用する側の場合には、激しい打鍵音を響かせたくないため、「静かな打鍵音」が絶対条件です。
ブラインドタッチができる
コンパクトさよりも、程よくブラインドタッチができること。
私は、コンパクトなキーボードとしては、Nexus7用、8インチ用のキーボードを所有しているのですが、Nexus7用はキーピッチが極端に狭く、ブラインドタッチは困難どころか、ソフトキーボードがより速く入力できます。
8インチ用キーボードは、ブラインドタッチも可能なのですが、やはりキーピッチが狭いため、少なからず誤入力もあり、長時間連続しての使用では疲れてしまいます。
このため、ブラインドタッチできる要件としては、8インチ超向けのキーボードとなります。
▼BSBB24BK(上)と、Amazonで多く流通している8インチ向けキーボードとの比較。8インチ向けキーボードもブラインドタッチは可能ですが、長時間使用していると、疲れの影響もあるのか、誤入力がやや多くなります。
コンパクト、重くない
通勤時の携帯用、電車の中でタイミングよく座れた場合に、短時間でカバンのなかから出し入れする場合、コンパクトであること、そして重くないことは重要な要素です。
ブラインドタッチが難なく可能であり、かつコンパクトなこと、この二つを兼ね備えている微妙な要件を満たしているキーボードが私の好み。
一方、何度も購入を迷っていた折りたたみ式キーボードはどうかというと、ブランインドタッチできる、コンパクトなことはよいのですが、電車の中での使用を考慮した場合、キーボードを拡げた場合には場所をとりすぎるために、今回は見送り。
理想のキーボードとしては、現在使用している T90Chiのキーボードが、上記の私の要件を満たしており、私にとって便利なものです。ただし、T90Chiのキーボードはマルチペアリングに対応していないため、主にiPad miniでの使用を前提に、各種レビューを参照しながら、また、実際に秋葉原の店頭で実物の操作感を確認しつつ、購入したのが iBuffaloのBSBB24BKです。
iBuffalo BSBB24BKの実際の操作感など
カタログスペックでの概要は以下。価格は、2017年5月13日時点のAmazonでは2,585円、私が購入したヨドバシカメラでは税込2,870円です。
接続方式 | Bluetooth3.0 |
対応機種 | Bluetooth搭載PC、iPad mini、iPad、
iPhone、Android端末、PlayStation4 |
キー数 | 64 (キースイッチはパンタグラフ) |
キーピッチ | キーピッチ 17mm、キーストローク 1.2mm |
使用電池 | リチウムポリマー |
想定使用可能時間 | 約189時間 |
サイズ | 幅233×高さ6×奥行125mm |
重量 | 約159g |
打鍵音の静かさ
パンタグラフ式のため、静かな部類ですが、気にならないほど静かかというと、そうではありません。ノートパソコンの打鍵音を想像いただけるとよいかと思います。うまく表現できないのですが、気になる人には気になるかもしれないような音。
ブラインドタッチの高速入力が可能なだけに、連続しての打鍵音がやや気になります。ただし、乗客の多い電車内では周囲の音にかき消されてしまうものと推察します(本日は週末のため、試していません)。
T90Chiを所有している方向けのコメントでは、T90Chiが断然静かです。
全般的な私の評価では、打鍵音の静けさでは、電車内で他人の迷惑にならないことを評価ポイントとした場合、なんとか合格点。
ブラインドタッチ
ブラインドタッチできるか否かと問われると、十分に難なく可能です。
現在、当記事をBSKBB24BKを利用して、iPad mini3にて編集しています。フルサイズキーボードを使用した後に、当キーボードを使用すると慣れるまでに多少の時間がかかりますが、慣れてしまうと、iOSの変換がややもたつくほどに、かなりの高速にてブラインドタッチできています。
他のレビューコメントで多かった、Returnキーの小さいことについても、私が使用する限りでは、Returnキーの使用頻度もあまり多くなく、Returnキーの小さいことを、ほとんど意識せずに対応できています。
ブラインドタッチにおける誤入力の頻度では、私の手持ちの以下のフルサイズキーボードよりも、むしろ少ないような感覚です。
▼私の手持ちのキーボードのなかでは、以下のロジクール K400rと比較しても、ブラインドタッチの誤入力は少ないです。
入力し直すケースとしては、ブラインドタッチでの誤入力よりも、iOSの漢字変換、候補表示がイマイチなことに起因するものが多いです。
また、ややキーストロークが浅く感じるところもあります。
▼Returnキーが小さいものの、慣れてしまえば誤タッチすることもありません。
コンパクトさ
▼ライターの厚みと比較すると、その薄さを十分に感じていただけると思います。
コンパクトさにおいては、最薄で4.5mm、最厚でも6mmの薄さ、約159gの重量と相まって申し分ありません。また、この薄さの割にはキーボードのたわみなどもなく、その剛性は十分なもの。
まとめ
打鍵音の静かさ、ブラインドタッチが難なく可能なこと、そのコンパクトさと、3,000円未満で購入できる価格を考慮すると、かなりおすすめのキーボードです。これまで、安物を中心に(今回のBSKBB24Kも安いのですが)複数の携帯用キーボードを購入しましたが、最初からBSKBB24Kにしておけば、とやや後悔。
私の次なる課題は、このBSKBB24Kをいかにして、汎用のiPad miniケースと組み合わせ、電車内で快適に利用するか、となります。これについては、既に対応を検討済であり、後ほどレポートします。
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