
GMKtecより、スペック・価格ともにミドルレンジクラスのミニPC「GMKtec M8」が販売されています。CPUに AMD Ryzen 5 PRO 6650H、メモリはオンボードの16GB、SSDはPCIe 3.0 512GBの構成にして、2025年12月20日のAmazon タイムセール価格は 49,999円。ミドルレンジクラスでありつつも、USB4とOCulink ポートを装備することも特徴となります。
販売元・引用元
GMKtec M8のスペック

スペックにおいては、上記の公式サイトも参照しています。以下の記事にて掲載の、上位のミニPCと同じ筐体を採用していることも特徴の一つです。
GMKtec EVO-X1、Zen5, AMD Ryzen AI 9 HX370を搭載するミニPCの詳細スペック。2つのファンを装備し冷却も万全
| CPU | AMD Ryzen 5 PRO 6650H、6コア 12スレッド、最大 4.5GHz |
| GPU | AMD Radeon 660M グラフィックス |
| メモリ | LPDDR5 6400MT/s 16GBオンボード |
| ストレージ | PCIe 3.0 M.2 2280 SSD 512GB、M.2 2280サイズ PCIe 4.0 空きスロットあり |
| WiFi | WiFI6E 対応 |
| Bluetooth | 5.2 |
| ポート類 | USB4、USB-A 3.2 Gen 2 x 3、USB-A 2.0、OCulink、HDMI、DisplayPort、2.5G 有線LAN x 2 |
| サイズ | 107 x 111 x 63mm、約490g |
| OS | Windows 11 Pro |
| その他 | デュアルファンを装備 |

▲▼AMD Ryzen 5 PRO 6650Hの実力ですが、Geekbench 6のスコアは「シングルコア 1962、マルチコア 7948」と公開されています。上の画像では、Ryzen 7 5825UとRyzen 5 7430Uとの比較ですが、以下の記事にて実機レビューの Ryzen 7 7735HSのスコアは「シングルコア 2049、マルチコア 7865」となり、近い水準と言えそうです。
なお、このクラスのスコアとなると、ブラウザーや動画視聴、在宅勤務などの普段使いでは、上位機とそん色なくサクサクと動作します。
ACEMAGIC RX16 実機レビュー、Ryzen 7 7735HSを搭載の16インチノートPC、金属製筐体にメモリとSSDを増設可能。高品質、拡張性豊富でおすすめ
▼メモリはLPDDR5 6400MT/sの16GB オンボードとなり、換装・増設を行うことはできません。一方のM.2 SSDは、2280サイズのPCIe 3.0 512GBを標準装備。空きスロットともに PCIe 4.0もサポートしています。

▼107 x 111 x 63mmと、一般的なミニPCよりも縦横はコンパクトなサイズです。同社の上位のミニPCと同じ筐体を採用していることもあり、CPUファンのほかに SSDとメモリなどの冷却用のシステムファンを備えています。


▲▼他社のこのクラスのミニPCとしては事例は多くないのですが、USB4とOCulink ポートを装備しています。OCulinkはホットスワップに未対応であるものの、GMKtec あるいは以下事例のドッキングステーションの利用により、外付けグラボを接続することができます。
MINISFORUM DEG1 実機レビュー、アルミ製の高品質なOCulink 拡張ドック。ミニPCにおいて、外付けグラボが安定動作
▼2025年12月20日現在のAmazon タイムセール価格は 49,999円です。AmazonでのSSD 512GBモデルは割安ですが、1TB モデル、楽天市場とは大きな価格差があることに注意ください。


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