
GMKtecより、CPUに Core Ultra 5 125Uを搭載する「GMKtec K15」がリリースされました。同CPUを搭載するミニPCは早期に販売されていた感もありましたが、2025年12月のリリースです。
GMKtecの他の多くミニPCと同様に USB4とOCulink ポートを装備するほか、M.2 PCIe SSDを3基搭載することができます。
販売元・引用元
2025年12月21日現在では、以下の公式ストアでの先行販売です。
GMKtec K15のスペック

サイズは 154 × 151 × 73.6 mmと、一般的なミニPCよりも一回り大きなサイズです。このサイズもあり、前面にUSBを4ポート、M.2 SSDを3基も搭載可能とい拡張性に優れています。
| CPU | Core Ultra 5 125U、12コア 14スレッド |
| GPU | Intel Graphics、AI 最大 7 TOPS |
| メモリ | DDR5 SO-DIMM 4800 MT/s、2スロット、最大 96GB |
| ストレージ | M.2 2280 PCIe 3.0 SSD、3スロット、3スロットともに PCIe 4.0 x 4をサポート |
| WiFi | WiFi 6E |
| Bluetooth | 5.2 |
| ポート類 | USB4、USB-C フル機能、USB-A 3.2 Gen 2 x 3、USB 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、RJ45 2.5G LAN x 2、OCulink |
| サイズ | 154 × 151 × 73.6 mm、約877g |
| OS | セットモデルは Windows 11 Pro |
| その他 |

▲▼Core Ultra 5 125Uは Pコア 2 / Eコア 8 / 省電力 Eコア 2の合計 12コア 14スレッドの構成です。同CPUを搭載するPCとして、以下の記事にて「ThinkPad X1 2 in 1 Gen 9」を実機レビューしています。
上の「GMKtec K15」の製品情報にて CINEBENCH R23のスコアが公開されていますが、同CPUを搭載のThinkPad 実機で計測のスコアは「シングルコア 1577、マルチコア 10060」と、公開値と同水準です。他のCPUでは シングルコアはAMD Ryzen 9 6900HX、マルチコアは Core i7-1360Pと同水準のスコアとなり、普段使いではサクサクと動作する水準です。

▼メモリとM.2 SSDの画像の表記が逆ですが、セットモデルのSSDはM.2 PCIe 3.0 SSDです。3スロットを装備し、3スロットともに PCIe 4.0 x 4をサポートしています。

▼154 × 151 × 73.6 mmと縦横・高さともに 一般的なミニPCよりも 20~30mm大きいこともあり、ポート類は充実しています。映像出力は、前面のUSB-C、背面のUSB4 / HDMI / DPと合わせて 4系統です。USB4のほか、OCulink ポートを装備し、別途 ドッキングステーションを用意することにより、グラボを接続することができます(別途、電源・グラボ・ケーブルが必要)。


▲背面の通風孔の面積は広く、CPUファンのほかにシステムファンを装備しており、冷却対応に課題はないとの認識です。
▼OCulink ポート経由での、外付けグラボの接続事例です。

価格情報
2025年12月21日時点では GMKtecでの先行販売であり、今後 Amazonや楽天市場などの国内通販で販売になるものと思われます。
公式ストアの価格は、ベアボーンが 53,999円、メモリ 16GB / SSD 1TBのセットモデルは 86,999円。ベアボーンはよいものの、メモリ価格の上昇の影響か、セットモデルはやや割高のように感じます。
販売元・引用元

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