GMKtecより、CPUにTwin Lake N150を搭載するミニPC「GMKtec G3 Plus」が販売されています。Twin LakeはAlder Lake-Nのリフレッシュモデルとなり、動作クロックはやや向上しているものの限定的。Alder Lake-Nと同じく、Eコアのみの構成となり、ベンチマークスコアも大きな差はありません。
このため、Alder Lake N100 / N97 / N95のミニPCを初めて購入する場合の、選択肢の一つとしての位置付けです。
GMKtec G3 Plusのスペック
スペックの確認のため、Amazonのほか、AliExpress サイトも参照しています。Amazon サイトでの販売モデルのメモリは16GBであるものの、AliExpressでは ベアボーン・メモリ 8GBモデルも販売しており、このために上の画像のメモリは8GBとなっています。
なお、上の画像のとおり、標準装備の2280 サイズのM.2 SSDのほか、2242サイズのM.2 SATA 空きスロットを備えています。
▼以下はAmazonでの販売モデルのスペックです。複数ページで販売されていますが、なかにはN100 モデルの情報が混在している事例もあり、注意が必要です。
CPU | Twin Lake-N N150、4コア 4スレッド、最大 3.6GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB あるいは16GB DDR4、スロットは1つのみ |
ストレージ | M.2 PCIe 3.0 SSD 256GB あるいは512GB、M.2 SATA SSD(2242サイズ)を増設可能 |
WiFi | WiFi 6対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-A 3.2 x 4、HDMI x 2、有線LAN |
サイズ | 114 x 106 x 42.5mm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 |
▼販売情報に公開されているN150のベンチマークスコアです。ソフト名は明記されていませんが、N150以外はこちらの記事で一覧化のCINEBNECH R23に近いことから、CINEBENCH R23と思われます。
G3 Plusの動画レビューが公開されていますが、TDPが抑制されており、ベンチソフトによっては、N100より低いスコアとの報告もあります。また、以下のN100 / N95は私の実測よりも低くなっており、N100 / N95 / N97 / N150では体感レスポンスでは ほぼ同じとの認識です。
▼内部の構成です。メモリ・SSDスロットには天板を開けてアクセスします。メモリとSSDのヒートシンク・ファンはありませんが、DDR4 メモリ / PCIe 3.0 SSDであり 冷却への心配は無用との認識です。
▼エントリークラスの製品でもあり、樹脂製の筐体です。USB-Cを未搭載ですが、USB-A 4ポートに HDMI 2ポートと、このクラスとしては一般的な拡張性です。
まとめ
CPUにTwin Lake N150を搭載するミニPC「GMKtec G3 Plus」のスペックについて記載しました。Alder Lake N100 / N95 / N97と比較し、大きな目新しさはなく、体感レスポンスもほぼ同じであるため、価格や機能に応じた選択肢の一つとの認識です。
Alder Lake-NのミニPCをお持ちの方は買い替えるほどではありませんが、これからAlder Lake-NのミニPCを購入する場合には、購入候補の一つとなりそうです。
▼メモリ 8GB / SSD 256GBモデルの場合、2024年12月22日現在の販売価格は クーポン利用により 19,200円。この価格なら購入もありです。
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