FRONTIERから2020年12月11日に発売となった「NSシリーズ」。14インチに、インテル 第11世代のCPUを搭載し、マグネシウム製のボディを採用することにより、その重量はなんと 約922g。さらには、アメリカの厳しい耐久テストである「MIL規格(MIL-STD-810G)」をクリアしています。
私は会社で富士通の13.3インチ 軽量ノートを使用していますが、会社内でも部門間を移動する際に軽さは大きな魅力。このNSシリーズはデザインもよく、オフィスでの使用でも違和感はありません。
引用元
FRONTIER NXシリーズのスペック
FRONTIERは私としては懐かしさも感じるブランド。おそらく2000年代初頭かと思いますが、当時からPC雑誌で同社の製品をよく参照していたものです。
さて、NXシリーズのスペックは以下となりますが、そつのないスペックに、やはり14インチにして約922gの軽さが大きなポイント。
CPU | Core i5-1135G7 / Core i7-1165G7、4コア 8スレッド |
GPU(注) | Intel UHD Graphics / Iris Xe Graphics |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | 256GB / 512GB NVMe PCIe M.2 SSD、NVMe SSDを増設可能 |
ディスプレイ | 14インチ、IPS、解像度 1920×1080、非光沢 |
WiFi | Wi-Fi 6対応 (11ax/ac/a/b/g/n) |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB 3.1 x 2、Type-C (3.1、フル機能)、HDMI、SD カードスロット |
サイズ | 約 322 x 216.8 x 16.5mm、約 922g |
OS | Windows 10 Home 64Bit |
その他 | MIL規格(MIL-STD-810G)をクリア、マグネシウム製ボディ |
(注)Intel Iris Xe Graphicsは、メモリ 8GB x 2とした場合に動作。8GBの場合は「Intel UHD Graphics」として動作。
スペック表は上の記事で紹介の「Lenovo Yoga Slim 750i Carbon」をベースにしたものですが、CPU、メモリ、ストレージ、軽さを特徴とすること、「MiL-STD-810G」をクリアすることなど、よく似た構成となっています。
750i Carbonの13.3インチ 約966gに対して、NXは14インチで約922g。この差は小さいようで大きく、また、750i Carbonのボディ色はムーンホワイトのみですが、デザイン・配色も私としてはNXシリーズが好み。
750i Carbonの記事にも記載していますが、CPUのCore i5-1135G7 / Core i7-1165G7の実力は、CPUベンチマークのシングル コアでは 8コア16スレッドのCore i9-10885Hに匹敵し、負荷の激しいの動画編集・3Dゲームなどを行わない限りは、普段使いや在宅勤務用としては十分すぎるほど。
外観と機能
前面から見ると、シックな色合いのオーソドックスなデザインのNXシリーズですが、サイドのデザインに特徴があります。
▼ヒンジ部分の拡大ですが、金属の質感と造りのよさが伝わります。他の写真ではグレイのようにも見えますが、シルバーに近いかも。
▲▼サイドのヒンジ部分が、旧型のApple ワイヤレスキーボードに似ていると思うのは私だけでしょうか。電源ボタンではありませんが、私の好みのデザインです。
▼左サイドのポート類は左から、DC-in、フルサイズのHDMI、USB 3.1、USB Type-C (フル機能、映像出力、給電可能)
▲右サイドは左から、電源ボタン、SDカードスロット、ヘッドホンジャック、USB 3.1、セキュリティロックスロット。厚みは16.5mmと細くはないのですが、サイドは前面に向かって絞り込まれているため、太さを感じることはないでしょう。
▼天板はロゴもなく、すっきりしています。
▼キーボードの左右のベゼル幅が太いのですが、14インチではやむ無し。キーピッチは約19.1mm 、キーストロークは約1.2mmであり、快適なタイピングが期待できます。
▼2W x 2のスピーカーは底板の左右に配置されています。
▲底板を固定するネジは、一般的なPCよりも(中央の2つが)多いのですが、サイドも含め排熱のスロットが見当たらないことが気がかりです。キーボード面の上に通風孔らしきものがありますが、そこから熱を排出する仕様でしょう。
▼ディスプレイは180°開き、プレゼンにも適しています。
まとめ
高レスポンス 4コア8スレッドのCore i5-1135G7 / Core i7-1165G7に、高速なNVMe 対応のPCIe SSDを搭載し、しかもPCIe SSDを増設可能、約922gの軽さとMIL規格をクリアした堅牢性も兼ね備える「FRONTIER NXシリーズ」。
2021年1月1日時点の直販価格は、Core i5-1135G7 / メモリ 8GB / SSD 256GBの場合は 税抜 109,800円。同様の構成でコンセプトの似ている Lenovo Yoga Slim 750i Carbon(公式サイト)とほぼ同価格帯となりますが、私としてはデザインからも「FRONTIER NXシリーズ」がおすすめ。
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