Microsoft Edgeで時々 表示される宣伝が上の画像の「Microsoftへようこそ、ChromeとFirefoxのどちらよりも高速」との記載。
私がメイン利用のGoogle ChromeはEdgeよりも23%低速とあり、「ほんとかよ」と疑いたくなります。
そこで、実際のところはどうなのか、この宣伝の元になっているベンチマーク「JetStream」をEdge、Chrome、Firefoxで走らせ、スコアを比較してみました。
結果としては、Edgeの宣伝どおりにEdgeはChrome、Firefoxよりもスコアがよい結果に。今回はこのベンチマークスコアについて記載します。
JetStream ベンチマークとは
見出しとは裏腹に私も理解できていないのですが(明確に記載しているサイトは、JetStreamサイトのみ)、JetStream はごく簡潔には以下のベンチマークとなります。
- Webのベンチマークとしては「Octane」はGoogleが開発したものであるのに対し、「JetStream」はAppleが開発したJavaScriptのベンチマーク。
- 私の抄訳が正しければ、JetStreamはSunSpider 1.0.2とOctane 2 JavaScriptのベンチマーク(項目?)も内包しているとあります。
- ベンチマークの項目は、大まかなカウントで38項目。これを3回繰り返します。
JetStream ベンチマーク結果
使用するパソコンによってもスコアは異なるはずでので、Edge、Chrome、Firefoxともに以下の統一パソコンにて計測しました。
- Chuwi LapBooke SE (レビュー記事は「Chuwi LapBook SE レビュー、3万円の価格以上の質感・使い勝手のよさは国内製品を軽く凌駕」)
- CPUはGemini Lake Celeron N4100、メモリ 4GB
また、それぞれのブラウザのバージョンは以下です。いづれも64ビット。
- Edge、42.17134.1.0
- Chrome、71.0.3578.98
- Firefox、64.0
▼計測サイトはこちら。アプリではないので、サイトを開いて即計測できます(計測時間は5分程度)
▼ベンチマーク結果は以下。上から順に、Edge、Chrome、Firefoxとなり、数値が大きいほど高スコアになります。
▲▼結果について、Edgeの広告と同様に、Edgeを基準としてChromeとFirefoxがどれほど低速か示した表は以下。「サイト掲載値」はEdge広告に記載の数値です。
FireFoxのスコアの低さが気になるのですが、EdgeとChromeとの比較では概ね Edgeの宣伝と同じく、ChromeはEdgeよりも25%低い結果に。
まとめ
Edgeの広告にある、「EdgeはChromeとFirefoxのどちらよりも高速」「ChromeはEdgeよりも23% 低速」を(疑いを持って)確認してみると、確かにChromeはEdgeよりも25% スコアがわるい結果となりました。
ただし、パソコン・スマホにしても、ベンチマークスコアの開きほどの差を体感できないように、25%もの差を体感できるものではなく、また、やはりChromeの各デバイスなどとの連携など利便性から私はChrome 推しです。
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