CHUWI 公式サイトにて、2021年9月7日より ミニPC「RZBOX」のクラウドファンディング 事前キャンペーンを開催しています。8月に新規リリース ミニPCのスペックの投票企画を行っていましたが、1万ほどの投票の結果、CPUは8コア 16スレッドの「AMD Ryzen 9 4900H」に決定。その他の大きな特徴としては、金属製のボディ、NVMe 対応のM.2 SSD スロットを2つ装備していること。NVMe 対応のPCIe SSD + SATA SSDはよくあるパターンですが、NVMe x 2のミニPCは 私が知る範囲では初めての製品です。
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CHUWI RZBOXのスペック
冒頭に記載のNVMe x 2のSSDポートに、ファンブレード状の外枠も特徴のRZBOX。そのスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 9 4900H、8コア 16スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | Radeon RX Vega 8 |
メモリ | 8GB / 16GB(2スロット) |
ストレージ | NVMe 対応 PCIe SSD 256GB / 512GB、NVMe PCIe スロット x 2 |
WiFi | 2.4G / 5G |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、USB Type-C (2.0)、HDMI、Display Port、VGA、有線LAN x 2 |
サイズ | 177.5 × 188.0 × 61.5mm、1.35kg |
OS | Windows 10 Home |
▼こちらは公式サイトに掲載の Geekbench 5のCPU ベンチマークスコア。
普段使いの体感レスポンスに直結するSingle Coreのスコアは、ハイエンドのノートPCへの搭載事例の多い Core i5-1135G7に劣りますが、GPU系に強い Ryzen / Radeonですので Multi-Coreのスコアはさすがです。公式サイトでは、ゲーミングテストの画像が複数掲載されています。
▲▼上の画像ではコンパクトなミニPCに見えますが、177.5 × 188.0 × 61.5mmのサイズは通常のミニPCよりも一回り大きく、横幅は以下の記事に掲載のCoreBox Proに近いです(CoreBox Proのサイズは 173 x 158 x 73mm)。
▼USB Type-Cは 2.0となりますが、ポート類は USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 4、USB Type-C (2.0)、HDMI、Display Port、VGA、有線LAN x 2と豊富です。映像出力は3ポートあります。上の記事に記載のCoreBox Proは前面にUSBポートがないのですが、RZBOXは 前面にUSB 2.0、USB Type-C(映像出力には未対応)を備え、利便性も向上しています。
▼CPUファンがやや小さいようにも感じますが、金属製ボディとファンブレード状の外枠の全体で冷却対応を行っています。
▲標準装備のNVMe対応のPCIe M.2 SSDに加え、PCIe M.2 SSDを増設可能です。ミニPCでは一般的な、2.5インチ SSD / HDDは増設できませんが、より高速なPCIe SSDを増設できることは魅力。
まとめ、予価
私としては、NVMe対応のPCIe M.2 SSD スロットを2つ装備していることが、大きな魅力に感じる「CHUWI RZBOX」。CHUWIさんからの情報では 予定価格(おそらくはクラウドファンディングの早期購入価格)は 500ドル以下とのこと。ファンディングでどれほどの資金(早期購入)を集めるか、動向を要ウォッチのミニPCです。
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▲▼2021年12月22日追記。以下の記事のBanggoodのほか、Amazonでも販売開始となりました。
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