コスパの高いタブレットと言えばAmazonのFire タブレットですが、中国メーカーも質感とスペックではFire タブレットに劣らずコスパの高いものです。先日の記事「Fire HD 10並みにコスパの高い中国製Androidタブをピックアップしてみた」ではエントリークラスの中国製タブレットを紹介しましたが、今回 紹介するのはスペック・価格ともに上位となる製品。CPUにデカコア「Helio X20」を搭載する「Chuwi Hi 9 Air」と「Alldocube X1」です。
Chuwi Hi 9 Air、Alldocube X1のスペック比較
CPUにHelio X20を搭載するChuwi Hi 9 Air、Alldocube X1の他、スマホとなりますが私が操作したことがあり、やや上位のHelio X25を搭載するElephone S8のスペックを参考までに掲載しています。
2018年4月29日のそれぞれの価格は以下のとおりです。なお、Chuwi Hi 9 Airはプレセール扱いとなっています。
- Chuwi Hi 9 Air 235.99ドル(Gearbest)
- Alldocube X1 249.99(Geekbuying)
(2018年5月6日 追記)
なんと、Geekbuyingでは2018年6月日まで、Chuwi Hi 9 Airがクーポンコード「GKB25CT」にて、205.99ドルとなります。リンク先では229.99ドルとなっていますので、留意くださいませ。
さて、スペック面では冒頭のとおり、Chuwi Hi 9 Air、Alldocube X1ともにCPUはデカコアのHelio X20を搭載し、メモリ搭載量 4GB、ストレージ 64GBともに同じ構成。さらには、GPUとカメラの画総数も同じです。
上表で明らかですが、双方の違いは以下です。
- Chuwi Hi 9 Air、Alldocube X1ともに、ディスプレイは10点マルチタッチですが、Chuwi Hi 9 Airの10.1インチに対して、Alldocube X1は8.4インチ。
- ディスプレイサイズ以上にバッテリー容量は大きく異なり、Chuwi Hi 9 Airの8000mAhに対して、Alldocube X1は4500mAh。
なお、Chuwi Hi 9 Air、Alldocube X1ともにLTE対応(技適マークはさておき)も大きな特徴ですが、Alldocube X1の詳しい情報はなかったため、双方の対応バンドなどは割愛します。気になる方はGearbest、Geekbuyingを参照ください。私としては、LTE対応でなく価格を下げていただいたほうがありがたいのですが。
気になると言えば、Helio X20の実力。Helio X25については以下の記事でAnTuTuベンチマークを計測しましたが、スコアは92357。私が時々参照しているjuggly.cnによると、Helio X20のスコアは85000ほどのようです。
私が十分に満足しているSnapdragon 625のスコアが76000ほどですが(Xiaomi Redmi 5 Plus、1週間使用後の総括レビュー。メインスマホとして十分なレスポンスと使用感)、3Dゲーム以外では十分以上の実力でしょう。
Helio X20はSnapdragon 820以降には敵いませんが、ミドルあるいはミドルハイのレベルと言えそうです。
▼Alldocube X1の製品記事(Gearbest)では、X20のAnTuTuベンチマークスコアは91851とあります。
▼Alldocube X1の実機レビュー記事はこちら
▼Chuwi Hi 9 Airのイメージ画像。黒のベゼルは私の好み。
Chuwi Hi 9 Air (Gearbestサイト)
▼Alldocube X1は指紋認証を兼ねたホームボタンが備わっています。
▼海外のレビューサイト「TecTablets」にてレビュー動画が公開されていました。
まとめ
中国メーカーのAndroidタブレットとしては珍しく(?)、ハイエンド寄りのタブレット2製品の紹介でした。エントリークラスとなるものの、価格面ではAmazon Fire HD 10も魅力的なのですが、スペックとAndroidタブレットとしての汎用性では Chuwi Hi 9 Air、Alldocube X1も大いに魅力的。プレセールあるいは流通直後となり、レビュー記事もない両製品ですが、今後 価格が下がってくることを期待します。
Chuwi Hi 9 Air (Geekbuyingサイト)、クーポンコード「GKB25CT」にて、205.99ドル」)
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