2023年2月7日時点、CHUWI 公式サイトには掲載されていませんが、AmazonのCHUWI 直営店にて、ミニPC「HeroBox、Jasper Lake N5100搭載モデル」が販売されています。
従来機は、Jasper Lake N4500、Gemini Lake N4100 / J4125を搭載していましたが、Gemini LakeとJasper Lake N5100ではパフォーマンスに大きな差があり、N5100モデルは大いに歓迎すべきこと。ただし、Gemini Lake モデルはファンレスでしたが、Jasper Lake N4500 / N5100モデルはファンありです。
販売元
HeroBox N5100モデルのスペック
N5100モデルのスペックは以下となります。Amazonの2月7日時点の製品紹介では、CPUがJ4125との大きな画像がありますが、Amazonの製品タイトルとレビューコメントでは、N5100に切り替わっているようです。
CPU | Jasper Lake (Celeron) N5100 |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256G SATA SSD |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 搭載 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、USB Type-C(データ転送)、HDMI、有線LAN、VGA |
サイズ | 18.7 x 13.8 x 3.7cm、590g |
OS | Windows 11 |
その他 | アルミ製ボディ |
▼HeroBoxの従来機については、以下の記事にて実機レビュー、あるいは紹介していますが、サイズとポート類に変更はありません。レビュー記事は3年前の2020年1月の投稿ですが、当時は今ほどにミニPCのモデル数は多くなく、HeroBox 初期モデルはそのコスパ度とファンレスであることからも注目の製品でした。
現在では同スペック(CPUはJasper Lake N5100 / N5095 / N5105」の製品は多く販売されていますが、HeroBoxは他製品よりも安価です。
▲▼上の写真は、Gemini Lake N4100モデルにHDDを増設した様子です。Jasper Lake N5100モデルにおいては、2.5インチ HDD / SSDを増設可能との明記はありませんが、おそらく増設できると思います(明記がないので断定できません)。
N5100のレスポンス
私はJasper Lake N5100を搭載するPCを所有していませんが、以下の記事にて同水準のN5105 / N5095を搭載のミニPCをレビューしています。
Jasper Lake N5095 / N5100 / N5105のベンチマーク、体感レスポンスは以下となります。
- CPU ベンチマークスコアと体感レスポンスは、インテル 第5世代 モバイル向けのCore i5-5300Uと同水準。前世代のGemini Lake N4100 / J4125は、第2もしくは第3世代のCore i3 / i5相当ですので、大きなパフォーマンスアップです。
- 動画視聴、Web サイトのブラウジング、極端にデータ量や関数が多くない ExcelやAccessでは、遅さを感じることなく動作します。
- ただし、Windows 更新前後のシステムプロセスが稼働時に、極端にレスポンスがわるくなることがあります。上位のCore iの場合にはレスポンスの悪化度は抑えられているのですが、このあたりがモバイル向けCeleronの厳しいところ。
価格情報
2023年2月7日時点のAmazon 価格は、4,000円オフのクーポン利用により 2万円切りの19,900円。N5100を搭載する他社のミニPCの場合、同価格帯では SSDが128GBとなり(事例としては、こちらの「Trigkey G3」)、256GBのHeroBoxのコスパ度はより高いです。ただし、HeroBoxのメモリはオンボードとなり、増設・換装できません。
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