Core i5-5267Uを搭載するミニPC「CHUWI CoreBox」にて、HackintoshによりmacOS High Sierraが安定動作し、Windows 10とのデュアルブートが実現しました。macOSは増設した2.5インチ SSDにて、Windows 10はデフォルトのM.2 SSDで稼働しています。以前にデュアルブート化したCHUWI GT Boxと同じ第5世代のCPU (Broadwell)を搭載するCoreBoxであり、導入方法は以下の記事のGT Boxと同じです。今回は、CoreBoxでのmacOSの稼働について、概要をお伝えします。
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CHUWI CoreBox、macOSの概要
冒頭に安定動作と記載しましたが、設定が煮詰まっていないのか(CloverあるいはBIOSの設定がおかしい?)、macOSを起動するためには BIOSを呼び出す必要があります。こちらのみ現在設定中であり、また、他のHackintoshした多くのPCと同様に、無線LAN(有線LANは安定動作)とBluetoothはUSBドングルを利用しています。
▼先行してHackintoshしたGT Boxと同様にインストール、Bootの設定も同じにしているのですが、CoreBoxではMac側をBootドライブとして指定できず、BIOSを起動後に以下のBoot Overrideから起動する必要があります。こちらについては、現在 設定を確認中。おそらく、私の設定が間違えているのだと思いますが。
▼macOS High Sierraを導入。CoreBoxと同じく第5世代のCore i5 Broadwellを搭載する「iMac 21.5インチ Late 2015」に偽装しています。GPUはIntel Iris Graphics 6100と正しく表示。
▼ディスプレイは使用しているPhilipsの246E7を認識しています。もちろん、明るさ調整も可能です。
▼上がmacOS用に増設した2.5インチ SSD (2.5インチ 120GB SSDが約2,300円、WINTEN WT100 実機ベンチマークはRead 550MB/s超で速度も十分)、下はCoreBoxデフォルトのM.2 SSDのWindows 10。
▼Geekbench 5のCPUベンチマーク。上はmacOS、下はWindows 10。マルチコアは誤差の範囲で同じですが、シングルコアでは何故かそれなりの差でMac側が高スコアに。
▲以下の記事で掲載の、2.5インチでは最安のSSDにmacOSをインストールしていますが、何故かWrite側がWindowsでの計測と比較すると低スコアになっています。
▼Geekbench 5のデバイス情報。Core i5-5267Uと正しく認識しています。
なお、macOSの導入方法は省略しましたが、以下の記事などを参照ください。私は簡易的にGT Boxで稼働しているドライブのクローンを 「Carbon Copy Cloner」の利用により作成し、Bootを少し変更、Macのシリアル番号を変更することで対応しました。BroadwellでのHackintoshではGPUの設定は要注意です(二番目の記事に掲載していますが、「Clover Configurator」での調整が必要)。
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まとめ
最近、Windows 10 PCを順次 Macとのデュアルブート化している私ですが、OSの更新が多く、更新時には負荷のかかるWindowsに対して、Macは更新などの通知・負荷も大きくなく軽快です。Hackintoshを行うことに権利関係のリスクも伴う可能性があるために、決しておすすめするものではないのですが、最近では他のPCも含めてMac側を好んで利用しています。
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