TV Box・ミニPCを多くリリースしているBeelinkから、Gemini Lake Celeron N4100を搭載するミニPC「Beelink S II」がリリースされました。現在のところは、メモリ4GB / eMMC 64GB、メモリ8GB / SSD 128GB搭載の2つのバージョンがあるのですが、今回は前者の紹介です。
なお、双方ともにWindows 10をプレインストールしていますが、メモリ4GB / eMMC 64GB版は199.99ドルと購入しやすい価格になっています。これなら、Apollo LakeのミニPC(メモリ6GB版)とほぼ同価格帯であり、Apollo LakeのミニPCを検討中の場合にはGemini Lakeで決まりです。
▼Beelink S IIはAlfawise T1は同モデルでした。実機レビューは以下の記事を参照ください。
Gemini Lake Win 10ミニPC Alfawise T1の実機レビュー、ベンチマークスコアも
Beelink S IIの概要
では、Beelink S Ⅱの概要です。
全般的には、ミニPCらしく拡張性は高く、Windows 10もプレインストールされており、扱い易い製品になっています。
- OS: Windows 10 64Bit
- CPU: Gemini Lake Celeron N4100
- GPU: Intel UHD Graphic 600
- RAM: 4G DDR4 (8GB搭載機もあり)
- ROM: 64G eMMC (SSD 128GB搭載機もあり)
- ポート類は、HDMI×2(デュアルスクリーン対応)、有線LAN、Card Slot、USB3.0×2
USB2.0×2 - Wifiはデュアルバンド対応
- サイズは11.90 x 11.90 x 2.00 cm、重さ337g
以下で紹介の他のGemini Lake機と同様にメモリは4GBと少なめですが、DDR4の価格との見合いでしょう。Gemini Lake機のエントリー構成は、これまでのところはメモリ4GBが標準型であるように感じます。
なお、このBeelink S IIの気になるところがCPUファンの有無ですが、Beelinkの製品はファンレスであることが多く、当機もファンレスであることを期待(通販サイトの情報では、ファンレスか否かを確認できず)。
Beelinkの別ブランド名での同機種「Alfawise T1」にて確認しましたが、間違いなくファンレス機です。
▼Gemini Lake Celeron N4100とApollo Lake N3450との相違ですが、キャッシュが2MBから4MBに、メモリがDDR3からDDR4に。Gemini Lakeのベンチマークは出揃っていないのですが、Apollo Lakeよりも優位であることは間違いなし。
▼オンボードのeMMCの他、2242サイズのM.2 SSD、2.5インチのSATA HDDも増設可能です。起動ディスクをSSD化することは可能ですが、HDDはUSD接続と思われます(起動ディスク化できないはず)。
まとめ
私の認識では、Gemini Lake搭載のミニPCは先日紹介のAlfawise T1に続き2製品目。今後、他社からもリリースされることと思いますが、コスパの高いACEPCや、VOYOがApollo LakeのミニPCと同様にアルミ製ボディの製品をリリースしてくると賑やかになりそうです。
▼Beelink S IIとAlfawise T1は同モデル(AlfawiseはBeelinkの別ブランド名)です。Alfawise T1の実機レビューは以下を参照ください。
▼こちらはGearbestの販売情報
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