先日、Atom Z8350を搭載のChuwi Hi10 ProにLinux Mintをインストールし、Windows 10とのデュアルブートとしましたが、Atom Z8350でのLinux Mintの使用感はいかがなものか。
Chuwi Hi10 Proにインストールした特異な事項はさておき、普段と同様にGoogle Chrome(Chromium)でのWebサイト閲覧、サイト記事編集のライトワークでのその使用感を記載します。
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Chuwi Hi10 ProをLinux MintとWindows 10のデュアルブート化。Linux MintはWin 10より快適に稼働
システム情報
使用している端末は以下リンク先に記載のAtom Z8350、メモリ 4Gを搭載するChuwi Hi10 Pro。もともとはWindows 10とAndroidのデュアルOSなのですが、Windows 10のみをクリーンインストールしたうえで、64GB eMMCのうち、15GBを割り当てLinux Minitをインストール、Windows 10とのデュアルOS化しています。
▼購入当初はサクサク動くように感じたものの、Apollo Lake以上の端末と比べっるとWebサイトの表示でさえも、やや引っかかりを感じます。
▼Linux Mintのシステム情報より。Linx Mint 18 Chinamon 64-bit、Atom X5 Z8350とありますね。
▼とりあえず、Chromeのタブを8個開けた状態でメモリ使用量を確認。約3.95GB中、1.7GB使用とあります。Swapしていないようであり、まずますの状況。
体感レスポンスなど
Linux Mintの設定・仕様はさておき、また、Lunuxで計測できるベンチマーク「UnixBench」走らせたものではなく、あくまでWindows 10と比較した場合の体感的なレスポンスについて記載します。また、以下に限定した使い方での記載です。
- 各種設定画面での画面遷移・レスポンス
- Google ChromeでのWebサイト閲覧、サイト記事編集、簡単な画像編集
なお、トップ画像のとおり、HDMIケーブルを通じディスプレイに接続し、WiFiが不調であったために体感レスポンスに影響を与えないよう有線LANを利用しています。
さて、体感レスポンスは以下となります。
- 全般的にはWindows 10よりも快適。Linux Mintの要件が軽い(RAM 512MB、1GB超を推薦)うえに、Windows 10のようにバックグラウンドでシステムのプロセスが稼働していない影響でしょう。
- Windows 10の他のCPUに例えると、Apollo Lake N3450のレスポンスにはやや及ばず。Webサイト閲覧やテキスト入力では遅さを感じることなく使用できます。Z8350 Win 10の場合には、タイピング速度に追い付かないこともありますが、Linux Mintではそれがありません。
- Google Chromeではなく実際にはオープンソースのChromiumですが、Web自体の動きは他のプロセスのメモリ・CPU使用率が少ないこともあり、Webサイトの切替などはWindows 10より快適。
- ただし、ログインを必要とするサイトでの、自動保存したパスワードの呼び出しに遅延あり。
- 各種設定画面の遷移は実に軽快。UIもWindowsライクである程度は直観的に操作できます。
その他、Lunux / Linux Mintの仕様については詳しく記載しませんが、また、PCスペックの相違もかなりありますが、体感的には以下の記事で掲載の
▼英語キーボードを利用していますが、Fcitxにて左AltでIMEのオンオフ、右Altで全角半角切替にホットキーを割当利用していますが、これは便利です。
▼メニューもWindowsライクで視覚的にわかりやすいもの。
まとめ
Atom Z8350、メモリ 4GB搭載機でのLinux Mint使用における体感的なものを記載しました。全般的にはWindows 10よりはサクサクと動作し、Windows 10のApollo Lake N3450に一歩及ばずと言ったところ。
なお、私はChuwi Hi10 ProにLinux Mintを導入し、Windows 10とのデュアルブート化しましたが、Linux Mintを常用するかと言えば、答えはNo。現状では、Bluetooth、タッチパネル、スリープからの復帰などのできないことが多々あります。
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▼今回 Linux Mintを導入したHi10 Proの後継となるHi10 Air。Windows 10のシングルOS。以下はGearBestでの販売事例ですが、Amazonでも販売しています。
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