99.99ドルで購入できるアルミ製ボディの8インチタブレット「Teclast P80 Pro」。OGSスクリーンにFHDと、Fire HD 8 に匹敵するほどのコスパの高さですが、そのバッテリー持ちはいかがなものか。
使用中のバッテリー持ちは、感覚的には他のAndroid タブレットと同様ですが、スリープ時のバッテリー持ちは節電アプリ「iBattery」を導入し、Battery Mixにより簡易的に計測したところ、1時間当たりのバッテリー消費は0.0853%、単純計算ではフル充電から約49日のスリープに持ちこたえるという結果に。常時、この結果となるものではないのですが、私の他のスマホ・タブレットと比較するとかなりよい部類となります。
Teclast P80 Proの概要
詳細は後述のリンク先記事にて記載していますが、今回使用したTeclast P80 Proのスペックは以下となります。
ここでは、Amazonにて販売しているTeclast P80H、そして8インチタブレットでは人気のAmazon Fire HD 8と比較しています。
P80 Proの特徴として際立つのがディスプレイ。FHDにOGSスクリーン搭載です。Fire HD 8では「ディスプレイ面の隙間」が目立つのですが、P80 Proはその隙間もごくわずか。やや淡めの色調ではあるものの、FHDとあいまって綺麗なパネルです。
さらには、1万円ちょっとの価格にもかかわらず、メモリは2GB、そして背面はアルミ製で質感もばっちりです。
▼詳細は以下の記事を参照ください。
iBattery導入によるスリープ時のバッテリー持ち
今回のスリープ時のバッテリー消費の確認においては、各種設定はAndroid 7.0のデフォルトのままであり、各種通知はGmailのみとなります。ただし、以下のiBatteryの導入により、スリープ中はWi-FIも繋がらない状態となり、SNS通知も全てブロックされています。
▲▼Google Playへのショートカットも貼り付けていますが、2019年8月31日時点では Amazon アプリストアからインストールできます。
では簡易計測の結果です。
▼ちょっとわかりづらいですが、6/3半ばから6/6半ばまでのバッテリー消費のグラフです(Battery Mixより)。
一部を除きグラフが水平になっている(バッテリー消費がかなり少ない)のがわかります。グラフが垂直になっている箇所がありますが、数分間ほど操作したことによります。
▼Battery Mixのバッテリー情報より、満充電後に電源を抜きスリープとなったのは2018/6/3 8:24
▼ごく短時間使用したこともあったのですが、94%から93%に切り替わったのは、2018/6/6 18:16
▲▼ざっくり計算では、 100%から 93%まで7%の減少に要した時間は3日と10時間=82時間。
100%使い切るまでは、100%÷ 0.0853%=1,172時間=48.8日なんと、フル充電から49日のスリープに持ちこたえることができます。
これほどバッテリーが持てば十分ですね。
このiBatteryを使用したスリープ時のバッテリー消費の最高記録は、以下の記事で報告の1時間あたり0.0294%。何かの間違いのような数値ですが、今回の0.0853%は特別よかったものではなく、スリープから復帰の都度(操作の都度)、スリープ時のバッテリー持ちはよいと感じます。
この、スリープ時のバッテリー持ちのよさはiBatteryによる効果が大きいのですが、同時期にGearBestさんから提供いただいた、デカコアを搭載するAlldocube X1はパフォーマンス重視であるためか、明らかにTeclast P80 Proのバッテリー消費より劣ります。
この点では、3Dゲームなどの負荷のかかるアプリ以外はストレスなく稼働するTeclast P80 Proは、ほどほどのレスポンスにバッテリー消費も抑えた端末と言えるでしょう。
▼Alldocube X1のレビュー
▼8/31のBanggoodでの販売情報。通常価格 100ドル程度のP80 Proが 74.99ドル(約8,000円)に。送料は別途 1.7ドル。
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