Android 10、GPS搭載の10インチタブレットとしてリリースされた「ALLDOCUBE iPay 20」。最大の特徴は、コスパに優れたCPU「SC9863A」を搭載することにより、Banggoodのクーポン価格は 116.99ドルと安価であること。私の同CPUの使用感では、ゲームには向かないものの、Webサイト閲覧や動画視聴、SNSなどの使用なら普通に動作します。
ALLDOCUBE iPay 20のスペックと特徴
ALLDOCUBE iPay 20のスペックは以下となります。特徴は メモリ 4GB、ストレージ 64GB、FHD、GPS、(対応バンドが狭いためおまけ程度ですが)LTE対応と、機能・装備を抑えていないにもかかわらず、8コアの安価なCPUを採用したことにより、クーポン価格 116.99ドルと安価なこと。
CPU | Unisoc SC9863A 8コア、最大 1.6GHz |
GPU | GE8322 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1920 x 1200、IPS |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
LTE | FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD:B38/39/40/41 |
Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
カメラ | リア 3百万画素、フロント 2百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh、充電はUSB Type-C |
サイズ(本体) | 245.2 x 149.4 x 7.95mm、450g |
OS | Android 10 |
▲私は同CPUを搭載する上記のDragon Touch Max 10(Amazonで約13,000円。8/7時点のクーポン利用価格)を所有していますが、それとの比較も含め、コメントは以下です。
- Max 10と同価格帯ですが、RAM 3GB / ROM 64GBのMax 10に対して、iPlay 20はRAM 4GB / ROM 64GB。海外通販でも販売されているALLDOCUBE / Teclastなどのブランドの製品は、Amazonでの販売が主体のブランドよりも容量が大きい傾向があります。
- カメラの画素数は小さいですが、AppleやHuaweiなどの大手以外のタブレットのカメラはおまけ的な要素が大きく、カメラはメモ書きの代替程度と見做すべきです。
- タブレットでBluetoothを多用することはないと思いますが、Bluetoothが4.0 / 4.2ではなく5.0であること、この価格帯でGPS搭載であることは立派です。
- 私はMax 10のAnTuTu ベンチマークを計測していませんが、TecTabletsのレビュー動画によると、そのスコアは11万弱。
- 11万は立派なスコアですが、私の体感レスポンス的には8万前後といったところ。速くはなく、極端に遅くもなく、Google ChromeのWebサイト閲覧程度では普通に使えます。
▲こちらはTecTabletsのレビュー動画。こちらでのコメント(1〜3)と私の感想(4以降)も含めて、以下のとおり追記します。 全般的に、決してサクラ的なコメントとなることのない同サイトのレビュー動画ですが、私の想像以上に高評価となっています。
- この価格帯としては、レスポンス、ディスプレイ、スピーカーはよい。
- ただし、エントリークラスのCPUのためにゲームには向かない。
- 時々、UIにタイムラグがあることも。
- UIタイムラグで気になるのが、動画の4分あたりで表示されている「明るさ調整のバグ」。個体差だと思いますが、調整バーと離れた位置でのスライドで反応し、しかもかなり遅い動きです。このようなバグははじめて見ました。
- 製品紹介のイメージ画像ではベゼルを狭く見せがちですが、iPlay 20はイメージ画像とおぼ同じベゼル幅であり、他の10インチタブレットよりも細くなっています。
- 明確に感じとることはできませんが、ディスプレイの色合いは良好で、視野角も十分広く、TecTabletsのクリスさんも評価しています。
外観と機能
ベゼル幅を狭く見せる傾向のある中国製品のイメージ画像にあって、本製品のイメージ画像は比較的 実製品に近い画像となっており好感が持てます。
▼私のヒアリング能力がイマイチなのか、TecTabletsのレビュー動画では「背面はプラスチック」と聞き取ったつもりだったのでしが、「背面は金属製」とあります。ALLDOCUBEやTeclastの端末は、安価な製品でもアルミ製の背面であることが多いです。
▼レビュー動画で評価されていたスピーーカー。独立したパワーアンプによるデュアルスピーカーとあります。
▲▼安価でも、メモリ 4GBにストレージ 64GB、GPSにLTE対応、バッテリーは6000mAhと大容量。コスパに優れたCPUを使用していること以外の妥協点はカメラの画素数のみ。
まとめ
私はALLDOCUBEのタブレットを2製品所有していますが、Teclastの製品と比較してもクセやバグが少なく(ALLDOCUBEと同一製造元の製品もありますが)好感を持っています。TecTabletsでも言及されていますが、この価格帯でのタブレットとしてはベストな製品のひとつ。ただし、レスポンスには過度の期待をせず、Webサイトの閲覧や動画視聴、SNSなどのライトユースを想定したものです。
▼Banggoodの販売価格は、クーポン「BG188e6b」の利用により 113.99ドル(安値更新)、約12,500円。8/14まで
▼対抗はこちらのTeclast P20HD
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