Amazonで私にとって馴染みのないブランドの製品のうち、レビュー数が多いものとして「YESTEL T5」なる10インチタブレットがあります。スペックとしては、CPUに8コアのUNISOC SC9863Aを搭載し、3GBメモリにディスプレイはFHD、GPS内蔵にLTE対応とまずます。
中国製の多くの製品を取り扱う AliExpressで「YESTEL」を検索してみると、Blackview Tab 8やDragon Touch NotePad 102の派生モデルと思われ、これらのしっかりしたブランドからも販売されていること、2022年1月28日時点のクーポン適用後価格 14,900円を考慮しても 良い製品との判断です。
YESTEL T5、他製品との類似性
上の記事にて、Amazonで見慣れないブランドの製品の確認は（楽天市場ではブランド名すら明記していない場合が多い）、「海外通販サイトのAliEpxressで確認すべき」と記載しました。
「YESTEL T5」を検索してみると、同製品の本体は抽出できないものの、複数のケースがヒット。以下の事例では、YESTEL T5、Blackview Tab 8、Dragon Touch NotePad 102が同列で記載されています。同一製造元の製品のアフターパーツでは、製品名を並列に列挙して付属品が販売されることも多く、これらのタブレットは少なくとも類似性があることがわかります。
▼上から順に、YESTEL T5、Dragon Touch NotePad 102、Blackview Tab 8のイメージ画像ですが、背面のカメラの位置や形状、トップの樹脂の部分の形状が同じであることから、同一製造元の派生モデルであることが濃厚です。なお、ディスプレイのベゼル幅が異なりますが、イメージ画像ではより狭く見せていることが多いために参考になりません。
YESTEL T5のスペック
別売りのキーボードカバーを装着できる YESTEL T5ですが、上記の他製品用にキーボードカバーを流用できる可能性が高いです。
| CPU | Unisoc SC9863A 8コア、最大 1.6GHz |
| GPU | IPowerVR Rogue GE8322 |
| メモリ | 3GB |
| ストレージ | 64GB |
| ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1920 x 1200、IPS |
| WiFi | 11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth / GPS | Bluetooth 5.0、GPS 搭載 |
| カメラ | 8百万画素 リアカメラ + 5百万画素 フロントカメラ |
| バッテリー容量 | 6000mAH、充電はUSB Type-C |
| サイズ | 24.5 x 16.5 x 0.8 cm、500g |
| OS | Android 10.0 |
▲上のスペック表は、類似モデルの可能性が高く、実機レビューした「Dragon Touch NotePad 102」に基づき編集しましたが、ストレージ容量・ディスプレイの解像度、LTE対応の有無（YESTEL T5は対応）は異なりますが、これら以外は同じ・サイズも誤差の範囲で同じです。
▲▼こちらは YESTEL T5と同じく、CPUにUNISOC SC9863Aを搭載する上記のタブレットの AnTuTu v9のスコアです。スコア 約11万はサクサクではないものの、YouTubeなどの動画やブラウザは遅さを感じることなく動作します。
まとめ
Amazonのレビュー数から人気製品とも言えそうな「YESTEL T5」ですが、初めて目にするブランドであるため、類似製品とスペックを確認してみました。CPUの UNISOC SC9863Aは、2020年に発売となったタブレットに多く搭載されたものですが、コスパが高いことで一時期 大ヒットした製品もありました。
本製品は、Blacviewなどの世界展開する新興ブランドのタブレットとの類似性（おそらく製造元は同じ）もあり、安心して購入できる製品です。
▼引用した「Blackview Tab 8」はこちら。
▼11インチの「YESTEL Y11」も販売されています。CPUは8コアとありますが、型番は1月28日時点では確認できず。2176 x 1600の解像度も珍しく、OEMの他製品を確認中。
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