8.7インチと程よいサイズ感のAndroid タブレット「realme Pad Mini」。2022年4月前後の発表から期間が経過した製品ですが、解像度が 1340 x 800と低いために記事とすることをためらっていました。しかしながら、やはり 8.7インチのサイズは大いに魅力的であるために概要を記載します。
CPUは 8コアのUNISOC T616、メモリ 4GBとミドルレンジのスペックですが、ステレオスピーカー搭載に18Wの急速充電に対応しています。
引用元
realme Pad Miniのスペック
スペックは以下となりますが、XiaomiやOPPOなど中国の大手ブランドのタブレットは LTE未対応・GPS未搭載の傾向があり、realmeの本製品もLTEに力未対応です。また、製品情報にGPSの明記もないことから、未搭載と思われます。
CPU | UNISOC T616、8コア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 8.7インチ、IPSパネル、解像度 1340 x 800 |
WiFi、Bluetooth | 11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6400mAh、18W 急速充電、USB Type-C |
サイズ | 211.8 x 124.5 x 7.6mm、372g |
OS | Android 11 |
その他 |
スペックについて補足します。
- CPU(SoC)のUNISOC T616のAnTuTu ベンチマーク v9のスコアは22万弱。10インチクラスのタブレットで搭載事例の多いT618(AnTuTu スコア 約23万)と同水準のスコアです。
- 8インチクラスでは、もうワンランク下のSoCであることが多いのですが、本製品は遅さを感じない水準です。
- 8.7インチ 解像度 1340 x 800の液晶ですが、8インチの同水準の解像度の使用感では、文字などに多少の粗さを感じます。
- 18Wの急速充電は、スマホの上位機と比較すると控えめです。ただし、タブレットでは急速充電に未対応の製品も多く、対応していることはメリットの一つです。
▼上記2, 3のタブレットの事例はこちら。CPUは4コアですが、ベンチスコアと体感レスポンスは エントリークラスの8コア以上です。realme Pad Miniと同水準の解像度については、動画視聴では気にならないものの、Web サイトの文章などでは 多少のジャギー(ギザギザ感)があります。
▼私にとって、10インチではソフトキーボードでの文字入力は大きすぎ、8インチはホールド感はよい一方で、動画を見る際には もう一回り大きいサイズが望ましいと思うこともあり、8.7インチは絶妙のサイズ感。
▼スピーカーは横持ちでの両サイドに搭載されています。
外観
下の画像では、背面はグレーとブルーの2色ですが、2022年12月13日時点のAliExpressではグレーのみの販売です。なお、他のタブレットでは、背面が金属の場合には「Metal」と明記されていますが、本製品では記載がないことから樹脂製でしょう。
▼最近の傾向として、フラットなサイドのタブレットが多くなってきましたが、本製品のサイドもフラットです。サイズは 211.8 x 124.5 x 7.6mmですが、8インチのFire HD 8が 201.9 x 137.3 x 9.6 mm、前述のBlackview Tab 6が 207.6 x 124 x 9.45mmであり、8インチのサイズに 8.7インチを搭載とも言えそうです。
価格情報
2022年12月13日時点のAliExpress – Realme オンラインストアの販売価格は178ドル(約25千円)。国内通販で販売の中国新興ブランドの製品は、ワンランク下のスペックの端末が多く、また、LenovoやHuaweiの8インチクラスの製品は仕様が古いため、比較対象を見出しにくい状況です。
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