通販では大量のLet’s noteの中古が販売されており、私は12インチクラスをメインに買い集め、14インチも物色中。14インチとしては、CPUにCore i5-8350Uを搭載する「CF-LV7」がおすすめですが、インテル 第7世代のCPUを搭載する「CF-LX6」はいかがなものかと、あらためてスペックを確認してみました。
Let’s note CF-LX6のスペック
中古販売の「CF-LX6」の標準的なスペックは以下です。下記の「CF-LV7」のスペック表に基づき編集していますが、劣位となる箇所にピンク網掛けしています。なお、オリジナルモデルの発売年月は 2017年1月です。
Let’s note CF-LV7の中古がお手頃価格に。Core i5-8350Uを搭載の14インチノート
CPU | Core i5-7300U、2コア4スレッド、最大 3.5GHz |
GPU | Intel HD Graphics 620 |
メモリ | 8GB LPDDR3 SDRAM、オンボード、換装・増設不可 |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレイ | 14インチ、IPS パネル、解像度1920 × 1080ドット(16 : 10)、非光沢 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac準拠 |
Bluetooth | 4.1 |
ポート類 | USB 3.0 x 3、HDMI、ミニ D-sub、有線LAN |
バッテリー容量 | 中古のため(劣化前提であり)、掲載省略 |
光学ドライブ | 未搭載 |
サイズ | 333 × 225.5 × 24.5mm、約1.19kg |
OS | Windows 11 Pro(新品販売時はWindows 10) |
その他 | ステレオスピーカー、顔認証・指紋認証ともに未搭載 |
スペックの補足は以下です。
- 法人モデルの中古品です。法人モデルとしては マルチドライブ付きの製品もありますが、中古ではドライブレスの製品が多いです。
- インテル 第7世代のCore i5-7300Uは、Windows 11のシステム要件を満たしていません(第8世代以降のCPUは、Windows 11に対応)。Windows 11を導入した中古品が多いですが、販売店側でシステム要件チェックを回避して導入したもの。
- メモリはオンボードであり、換装することができません。
- 中古品のために、バッテリーが間違いなく劣化していることを想定する必要があります。これにより、販売店では「バッテリーは保証対象外」と明記している事例が多いです。
- また、液晶も部分的なコーティング剥げなどを前提とする必要があります。
- 頑丈さをアピールするLet’s noteですが、筐体・塗装ともに意外と脆く、他製品も含めて、小傷、部分的な欠け・凹みのある製品が多いです(私が所有する 5製品もそうです)。
- ただし、14インチは営業の外出する頻度が少ないためか、10~12インチのLet’s noteと比較すると、綺麗な中古品が多いです。
▲▼Core i5-7300Uを搭載するPCの実機レビュー記事は以下、上の画像はGeekbench 5のベンチマークスコアです。
LIFEBOOK U937/R Core i5-7300U版 実機レビュー、メモリ増設・PCIe SSDに換装で更に快適仕様に。中古ながらも液晶も綺麗
体感レスポンスに直結するシングルコアのスコアは938となり、格安PCでの搭載事例の多い Alder Lake N100より やや劣ります。
体感レスポンスも同様に、N100やCore i5-8350Uより僅かに劣りますが、Web サイトのブラウジングやExcelなどの普段使いでは、遅いと感じることはそれほど多くありません(バックグラウンドでWindowsの更新プロセス動作時には、遅さを感じます)。
▲▼楽天市場でのマルチドライブ付きの販売事例です。通風孔は左サイドにあり、マウス操作の右手に熱風が直撃することはありません。USB Type-Cは未装備ですが、他のLet’s noteと同様に拡張性は十分です。
▲▼私が中古のLet’s note 推しの要因の一つは、タイピング感が想定以上によいこと。以下の記事は12インチの事例ですが、14インチの場合は キーピッチは19 x 19mmと、12インチより縦に長く、12インチ以上に快適なタイピングを期待できそうです。
意外と快適なLet’s noteのキーボード、私としてはThinkPadに次ぐ快適さで、MacBookと同水準
まとめ、CF-LV7との簡易比較
14インチの「CF-LV7」と「CF-LX6」の相違は以下となり、使い勝手に影響する相違はUSB-Cの有無です。なお、両者のサイズはほぼ同じ、双方ともに アスペクト比 16 : 9の14インチ液晶を搭載しています。
- LX6のCPU Core i5-7300U(2コア4スレッド)に対して、LV7は Core i5-8350U(4コア8スレッド)。コア数も異なり、後者がワンランク上のCPUです。
- LV7は Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cを搭載。USB Type-C経由での充電、外部モニターへの映像出力が可能。
- LV7はホイールパッドを搭載、LX6は一般的なタッチパッド。
普段使いでのレスポンスは、LX6 / LV7に大きく体感できるほどの相違はないため、価格以外のポイントは 上記2のUSB Type-Cの有無です。なお、私が確認する範囲での中古の流通量は、LX6よりもLV7が多く、これも要因として LX6はやや割高感があるように感じます。
▼こちらは文中で掲載の楽天市場での販売事例です(22,800円)。OSはWindows 10 Proとなりますが、DVD マルチドライブ付き。Microsoft Office付きでお得感を出すこともなく、好感が持てます。
▼こちらはその他の販売事例です。CF-LX6での抽出ですが、メモリ 4GB / 8GB、SSD 256GB / 512GBの中古品が混在しています。
▼「CF-LV7」の詳細記事はこちら。
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