コロナ禍のもと、一部では隣人と距離を開けての釣りなどの屋外活動も増えてきているとのニュースを見聞きしますが、その際に便利な製品がコンパクトなポータブル電源。最大幅がスマホより小さいサイズの製品も販売されており、バッグに入れて持ち運ぶこともできます。
今回、このコンパクトなポータブル電源のうち、IPRee社の 24000mAhのバッテリー容量を持つ製品を、Banggoodさんよりレビュー用にサンプル提供いただきましたので、使用感などを記載します。最大幅は165mmと、スマホの縦の長さよりも小さく、私の想像以上にコンパクト。これなら手軽に持ち運びでき、車に常備してもよさそうです。
レビューする製品はこちら 129.99ドルとなるクーポン情報は文末を参照ください。
IPRee 24000mAh ポータブル電源(Banggood)
製品の特徴
「Put in your bag and go」をキャッチフレーズとした製品ですが、まさにこの言葉がピッタリ。上の写真はBanggoodの製品紹介のもの、下の写真は私が撮影したものですが、MacBookやiPad miniと比較して、かなりコンパクトなボディです。コンパクトなために、バッテリー容量は24000mAhと大きくありませんが、屋外のレジャー用としては十分です。
Banggoodの製品紹介、あるいは説明書から、スペックや機能を抜粋すると以下となります。
- バッテリー容量は24000mAh
- バッテリーの満充電に要する時間は、DC 19V/1.5Aの場合、5~6時間
- 各種保護機能(注)あり
- LEDライトを装備
- 日本仕様のACアダプターを標準装備
- 別売りのソーラーパネルでの充電も可能
- サイズは、165 x 80 x 117mm、1.04kg
(注)Short-circuit protection、Over-current protection、Over-voltage protection、Low-voltage protection、Over-load Protection、Over-temperature protection
なお、バッテリーから出力ポートは以下です。
- 80W / 最大120Wに対応するAC出力 x 2
- USB Type-C出力、PD 2.0、18Wまでの急速充電に対応
- Quick Charge 3.0に対応のUSBポート x 2
- USB ポート x 2
- DC出力
上記1の80Wは大きすぎ感があり、省電力のノートPC、スマホ、タブレット、卓上扇風機などの使用にとどめるべきかと思います。他においては、コンパクトなボディながらも充実したポート類です。
▼製品紹介ページから抜粋の、ポート類などの説明はこちら。
▼正面上に各種ボタン、バッテリー残量表示のインジケーターがあります。
▼ガジェットをフル充電できる回数を示すものですが、iPhone 12 Max Proを4.3回、一般的なタブレットを2.3回、PSPを14.5回も充電可能とあります。長期間の停電時はさておき、コロナ禍の状況でもなければ、一泊二日のキャンプでは何とかなりそう。
屋外での活用事例
最大幅 165mmとコンパクトな製品であり、片手で持ち運ぶことができます。先日レビューした製品(Anypro ポータブル電源 実機レビュー、120,000mAhの大容量に 5種類の出力ポート、4系統の充電と充実装備でコンパクト)は、その容量から停電などの緊急時にも適していますが、本製品はさらにコンパクトで軽量なことから、屋外での日帰りレジャーでの使用に向いています。
▼バッテリー消費の激しいカメラですが、約1kgと軽量のポータブル電源であり、カメラ・ビデオカメラとあわせてバッグでの持ち運びも可能です。
▲▼以下などのモバイルプロジェクターの電源としても、ほどよくマッチングします。
付属品と外観
上の写真は、IPRee社のポータブル電源の上に、6.5インチのスマホを置いたものですが、横幅はスマホよりも小さく、このコンパクトさが最大の特徴です。スペックに記載のとおり、バッテリー容量は24000mAhと控えめながらも、出力のポート数は豊富です。
▼写真を見ると大きく見える外箱ですが、本体と同様に小さなもの。
▼本体のほか、付属品は日本仕様のACアダプター、車内でシガーソケットを電源とする機器取付用のアダプター、説明書。説明書は英語と中国語表記となり、日本語はないのですが、使用方法は難しくないため、Banggoodの製品紹介ページを参照するのみでも十分です。
▲製品の仕様として、電源はEU仕様と日本仕様が用意されています。中国の通販サイトで日本仕様のプラグが標準となっているのは珍しく、日本を意識した製品であることがわかります。
▼以降の写真も同様ですが、コンパクトなことを表すために、マウスを隣に置いています。
▲前面の説明書きの部分はシールですが、艶があるため物が映り込んでいます。
▼正面より。上にあるオレンジの部分がスイッチ。左から順に、AC電源(AC電源の機器を充電・使用する場合に押下する)、USBなどの電源(手電源も兼ねています)、LEDライト。中央の白い部分は、接続・バッテリー残量を示すインジケーター。
▼本体を充電している様子。インジケーターが青く点灯しています。
▼上の写真の上部にある、機器接続用のポート類。ACポートが2つ、USBポートが4つ、USB Type-C、DC OUTが備わっています。
▼ポート(出力)部分を拡大。
▼こちらはファン、AC電源入力があるサイド。寒い冬であることが影響してか、本体への充電、外部出力時に僅かにファンが回転することもありますが、ファン音はほとんど聞こえないほどに静かです。
▼こちらはLEDライトのある面。
▼ゴム足のある底面。
▼お出かけを想定して、カメラバックに本製品とデジイチを収納してみました。かなり余裕があるため、付属品も含めて収まります。
▲▼使用しているカメラバッグは、以下の記事でレビューのHAKUBAの製品。
▼夜に室内を消灯し、LEDライトを点灯。明るすぎて正面から撮影・見ることはできません。
機器を接続して充電、使用の事例
上の写真は、M1 MacBook Airへ出力して使用している様子ですが、複数の機器を接続して使用してみましたので、それらの写真を掲載します。
▼こちらは8インチのUMPC「CHUWI MiniBook」を使用中。アダプターが大きいために、AC出力ポートを2つ同時に使用できなくなります。
▲バッテリー残量を示す青のインジケーターと、その右のAC出力オンのLEDが点灯しています。
▼6.5インチのAndroid スマホ realme 7 5Gを、USB ポートから充電中。
▼上記のスマホとiPad mini 3を同時に充電中。この程度なら余裕です。
全般的な使用感
私の想像以上のコンパクトさに驚きの本製品ですが、ポータブル電源として、もちろん しっかりと機能します。上記のガジェットなどで充電・使用した雑感などをランダムに記載いします。
- 夏の使用時には異なると思いますが、室温 23°前後の室内での使用においては、ファンはほとんど回転せずに静かなものです。電源オン時に、ファン音はしないものの、微かにファンが回転する程度です。
- また、ボディも温もりを感じるか否かの、ごく僅かに温もりを感じることがあるかも?と言った程度。
- 本体の充電は就寝時をメインに行っているため、目安程度となりますが、公表値どおりの6時間程度でフル充電が完了。
- M1 MacBook AirにUMPC、14インチに15.6インチと、複数のノートPCを接続しましたが、いづれも普段どおりに使用できます。
- スマホと iPad mini / タブレットの充電も余裕で対応。
- 急速充電は、しっかり計測しての使用ではありませんが、機能している模様。
- LEDライトは、正面からの近距離では眩しすぎるほどに明るく、LED点灯ボタンの長押しで機能するSOSライトも適切に点滅します。
- やはり、コンパクトさは最大の魅力。最大幅 165mm、約1kgの軽さのため、片手で楽々と持ち運ぶことができます。
まとめ
コンパクトさ、豊富な出力ポートと、製品を受領する前の想像以上によい出来のポータブル電源。コロナ禍の状況でもなければ、キャンプに小旅行にと活躍しそうです。今回は寒い冬での使用であり、ファンはほとんど回転することなく、ほぼ無音でしたが、今後 夏に向けて どれほどファンが変化するものか、状況を確認したく思います。
▼Banggoodの価格情報。169.99ドルの価格表示となっていますが、クーポン「BGJPbt2569」の利用により 129.99ドル、2/28まで有効。
IPRee 2-in-1 24000mAh、ポータブル電源(Banggood)
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