iPhone4S(iOS 9)を久々に使用して感じた、iPhone5とのレスポンスの相違 | Win And I net

iPhone4S(iOS 9)を久々に使用して感じた、iPhone5とのレスポンスの相違

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

私の長い通勤時間(往復5時間弱)のなかで、1年ほど前にはチラホラと見かけたiPhone4Sの使用者ですが、今やほとんど見かけなくなりました。私も現在は、iPhone4Sを目覚まし時計程度にしか使用していないのですが、普段はiPhone6をサブ的に利用している状況で、iPhone 4Sを久しぶりに使用してみると、これがかなりモッサリしたものです。モッサリしていると言えども、iPhone4、あるいは4Sと同時期に販売されたAndroidと比較すると、iPhone4Sのレスポンスは優れているもので、何とかサブ運用にも耐えうるもの。

今回は、この何とかサブ運用に耐えうるiPhone4Sを、中古価格値下がりの激しいiPhone5との体感的なレスポンスの相違をピックアップしてみました。

比較対象のiOSのバージョン

参考までに比較対象となるiPhone4S・iPhone5のiOSのバージョンです。当サイト・私の他サイトに、時々 iPhone4S iOS10をキーワードした検索からのアクセスがありますが、iPhone 4Sの最終となるiOSは「iOS 9.3.5」、iOS10のサポートはなしとなりバージョンアップすることはありません。

これ以上、iPhone4Sをバージョンアップしても、そのスペックが追いついていないため、iOS9.3.5でストップしたことは、Appleのよい判断です。

 

▼iPhone4Sは最新(これ以降のバージョンアップはない)のiOS 9.3.5

 

▼iPhone5は最新のiOS 10.2.1

 

ちなみに、iPhone6と比較してもよかったのですが、私の感覚ではiPhone5と6に体感できるほどのレスポンスの相違はないために、iPhone5との比較としています。

Wifi ダウンロードスピードが遅い

iPhone4SとiPhone5を比較した場合、体感的できる相違の一つとして、大きな容量のアプリをダウンロードする際のスピードがあります。Wifiスピードテストの速度的には、iPhone5はiPhone 4Sの約2倍のスピード。これは、Wifiチップの相違、iPhone4SはWifi 11aに対応していないことによります。

ただし、iPhone4SはiPhone4と比較すると格段に速く、またiPhone5との比較では遅いと言えども十分な速度が出ているため、速度のみをみた場合には、Webサイト閲覧程度では十分なもの。速度のみをみた場合と言うのは、画像表示面でiPhone4SはiPhone5に劣るため、Webサイトの表示スピードでは、やや体感できるほどの差がiPhone4S・iPhone5間には存在します。

 

▼iPhone4S、Wifi 11gにて測定。

 

▼iPhone5、Wifi 11aにて測定。速度に倍の開きがあるのと同時に、測定完了にかかる時間も相応の差があります。iPhone5にてダウンロード・アップロード双方が完了してもなお、iPhone4Sではダウンロードの測定すら終わっていない状況。

ホーム画面の遷移、起動ではややカクツキあり

iPhone5・6を使用していないと感じないのですが、以下にてiPhone4Sではカクツキを感じます。ホーム画面の遷移では、iOS7あたりではカクツキを感じた記憶はないのですが、視覚効果やら見た目の機能が向上していることにより、スペック的に追いついていないような感覚です。ただし、これもiPhone4よりはかなり優秀。iPhone4ではホーム画面遷移の軌跡が見えるのでは、と思えるほどの緩慢な動きです。

 

カクツキを感じる状況としては、

  • 特に、スリープからの復帰直後のホーム画面の遷移。
  • アプリの起動のアニメーション処理(コンマ何秒かの起動などに要する時間を、時間を要していないかのように、滑らかに起動しているように見せかける)が、ぎこちないように思えることもあり。

アプリのレスポンスは、概ね1秒程度遅延

私がよく使用する下記などの各アプリのレスポンスでは、iPhone5と同時並行で試してみたところ、概ね1秒程度の遅延がありました。たかが1秒ですが、体感で感じるには悪い意味で十分な体感差。

iPhone4Sのみを使用していると、「こんなものか」と思うのですが、iPhone5と同時に使用しているとiPhone4Sには戻れないと感じるほどです。

同時並行で試した以下のアプリは、アプリとしては軽めな部類ですが、ゲームアプリではさらに体感差が拡がるはず。もはや、iPhone4Sを推奨端末としていないアプリも多数あります。

 

  • OneDrive、Googleドライブのクラウドストレージアプリ
  • FXアプリ(Lion FX)
  • Speedtest(回線速度計測アプリ)
  • その他、WordPress、Amazon、他

 

▼例えば、以下のFXアプリ。最下段に「レート一覧」「チャート」などのアイコンがあるのですが、iPhone5と比較すると画面切替・表示に概ね1秒程度の遅延があります。

 

なお、Google ChromeのWebサイト表示では、当サイトを比較したところ、iPhone4SはiPhone5よりも1~2秒ほど遅延する感覚です。

ただし、iPhone4Sと言えども、その表示の滑らかさは優秀。省電力設定でCPUパワーを押さ抑えたエントリークラスのオクタコアを使用したAndroidよりも滑らかと思える場面もあります。

まとめ

iPhone4SとiPhone5のレスポンスの体感的な相違を記載しましたが、iPhone4Sは完全に引退すべきかと聞かれると、そうとは言い切れない状況。確かに、iPhone5と比較するとダメなのですが、Google Chromeなど、一部においては3年前あたりにリリースされたデュアルコアのAndroidスマホよりも滑らかだったりします。

タイトルとURLをコピーしました