先日の記事「省電力設定したiPhone5、スリープ時のバッテリー消費を検証してみた」や他記事のとおり、iPhone・iPad miniのスリープ時のバッテリー消費に満足している私。これでも満足なのですが、記事へのコメントに「低電力モードでのバッテリー消費はどうなのでしょう?」との書き込みがあったこともあり、低電力モードの実力がいかほどのものか、検証してみましたので、ご参考です。
iOSの低電力モードって何なの?
そもそもiOSの低電力モードって何なのでしょうか。
画像そのままの説明ですが、以下により電力消費を一時的に抑える効果があります。ただし、低電力モード中は、バッテリー消費のパーセント表示がオン(これもバッテリーを消費する)となります。
- メールの取得
- アプリのバックグラウンドでの更新(これが相応にバッテリーを消費します)
- 自動ダウンロード
- 一部のビジュアルエフェクトの削減、あるいはオフ
低電力モードでの、バッテリー消費 計測結果
iPhone5を使用し、アプリは一切起動していない状態からスタートしています。
なお、後段に一覧表を添付し、1時間あたりのバッテリー消費量を計算していますが、前段は画像を添付しています。
▼使用時間(目に見えるアプリは起動しておらず、また、ほぼスリープを保っていたものの、バックグランドでの稼働あり)は1時間7分、スタンバイは77時間14分にて残バッテリーは60%
▼使用時間は1時間45分、スタンバイは132時間13分にて残バッテリーは16%
▼使用時間は2時間34分、スタンバイは186時間21分にて残バッテリーは1%
▼こちらが今回の「低電力モード」での検索結果。概ね190時間でゼロパーセントと言ってもよいでしょう。
▼こちらが以下のリンク先で報告の低電力設定での計測結果
▲▼前回の「低電力設定」での検証
まとめ
スリープ100時間超の計測における1時間あたりのバッテリー消費量は、今回の「低電力モード」では0.5240%、前回の「低電力設定」では0.5410%。僅かながらに「低電力モード」がリードと言うべきか、あるいは誤差の範囲かと言うと後者かと思われます。
いづれにしても優秀なのですが、私の低電力設定では「低電力モード」の機能は全て網羅していたので、双方の消費量が誤差の範囲でも当然と言えば当然の結果に。
▼低電力設定はこちら
コメント
早速の記事、ありがとうございました。やはり低電力モードに大きな優位性はないようですか、、笑
今まで100パーから常に低電力モードにしてましたが、そこまで神経質になる必要もなく、結局は設定次第ということですね。