中国通販サイト、初期不良品 返品の経過を概説。返送料込みの全額返金完了 | Win And I net

中国通販サイト、初期不良品 返品の経過を概説。返送料込みの全額返金完了

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海外通販サイトを利用する際の心配なことが、購入した製品に不具合があった場合の返品・返金ではないでしょうか。中国系の通販サイト「Geekbuying」で購入したPCがまさかの初期不良だったのですが、日本から中国までの返送料も含めて、全額返金となりました。そこで、今回は返品・返金までの経緯などのポイントについて記載します。

返品した製品と返金の明細

まずは事実を明示するために、返品した製品と返金明細の提示です。

返品した製品

返品した製品は上の画像・以下の記事で紹介の中国メーカー製のPC 「One Netbook One Mix 2S」。7インチのアルミ製の質感の高い小さなボディに、CPUはCore m3 8100Y、メモリ 8GB、PCIe SSDなど高スペックなWindows 10 PCですが、かなり稀な現象ではあるものの、電源が全く入らない状態。普通に使用できたのは最初の5時間程度となり、1週間 いろいろ試してみたものの、充電すらしない状況でした。

One Mix 2S 実機の外観レビュー。精巧・精緻な造りも、キーボードはサイズ的に難あり
2月5日に注文し出荷督促のうえに2月27日に受領したOne Mix 2Sですが、約5時間使用の後にまさかの起動しない事態に。返品修理となること濃厚ですが、そうなるとおそらくは最短2週間ほどは手元にない状況になるため、起動しないままに外観の実...

 

▼Amazonでも販売していますがやや割高。Geekbuyingでは約1万円 安く購入できます。私はたまたま初期不良の製品をつかんでしまったのですが、他サイトを参照してもそのような事例はありません。

返金の明細

私はPayPalにて支払ったのですが、PayPalでの支払・返品の明細は以下となります。

①にて 679.18ドルを支払い、②にて全額が返金。③は中国への返品に要した返送料の入金(日本郵便のEMS)3,000円のUSD換算額です。

2月5日の支払から3月30日の返金まで約2ヵ月の期間がありますが、概ね以下の期間を要しています。1の注文・支払から製品受領まで約3週間要していますが、この間にGeekbuyinに出荷督促を何度か行っています。

  1. 2019年2月5日に注文、PayPalでの支払。
  2. 2月27日に製品受領。注文から製品受領まで約3週間要すことも大きな課題ですが、「Geekbuyingに出荷を英語で督促。督促手順と英文・回答事例」のとおり、何度か督促しています。
  3. 3月9日に製品を返送手続き。後段に記載しますが、中国の税関で数日、製品が滞留していました。

返品・返金の経緯の詳細

上述の事項と以下の記事とも一部重複しますが、一連の経緯について記載します。全般的に中国通販サイト「Geekbuying」はアフターセールス担当の方が丁寧な文言(英語)で返答であり、こちらの主張を全て認めていただいたのですが、通信はスローペースです。

なお、通信文は全て英語ベース。私は本業でも英語のメールでの通信が多く慣れていたのですが、さすがにPCの不具合など英語では表現しにくい箇所もあり、海外のPC不具合情報を参照しながらの英作文となりました。

初期不良で返品のOne Mix 2Sの状況と返品までの経緯のポイント
2月27日にOne Mix 2Sを受領して10日ほど経過しましたが、初期不良によるものか、起動しないままにGeekbuyingに返品となりました。10日前にはOne Mix 2Sの記事をシリーズ化と意気込んでいたのですが、それも虚しく今回で...

 

経緯のポイントは以下です。長くなるため、見出しを分けて記載します。

注文と不具合情報の連絡

  1. 2019年2月5日に製品(Windows 10 PC、One Netbook One Mix 2S)をGeekbuyingサイトにて注文、PayPalでの支払。
  2. 2月27日に製品受領。上述のとおり、製品出荷・受領に遅延あり何度か督促。
  3. PCが起動し使用できたのは最初の5時間のみ。以降は全く起動せず。返送後も製品の状態を還元いただいていないのですが、バッテリーケーブルの断線であることが濃厚。
  4. 3月3日、Geekbuyingに簡単な状況とともに、全く起動しない旨を連絡。
  5. 3月5日、Geekbuyingより「詳細な状況を確認にため、不具合がわかるよう写真と動画、外箱に記載のItem Codeを送ってほしい」との返答あり。
  6. 3月5日、写真と動画をGeekbuyingに送信。写真では電源が入らないことを証明できないため、iPhoneで撮影した1分ほどの動画をメインとしています。上記4まではGeekbuyingサイトの「Ticket (不具合などの質疑応答の専用画面)」での通信でしたが、動画の容量が大きいため、以降の通信も含め、Gmail(動画はGoogle Driveへのショートカット)で対応しました。

 

▼上記6で不具合の状況として実際に送信した写真は以下。動画は割愛しますが、電源ボタンを押下しても反応しない様子を1分の動画で撮影のうえ送信しています。

本体と返送料の返金の打診

返品の箱を大きくしてしまったため、返送料の一部負担となることを予期していたのですが、難なく返送料も含め返金で合意。

 

  1. 3月6日、Geekbuyingより「他のACアダプターを利用しても、さらに12時間以上の充電後も同じ状況ならば、製品を中国・深センに返送してほしい。返金または交換に応じる」との連絡あり。ただし、
  2. 3月7日、「他のACアダプターを利用しても、さらに12時間以上の充電後も同じ状況」であるため、返金を希望することを連絡。
  3. 3月7日、Geekbuyingより返品用の定型フォームを受領。なお、「返品に際しては(中国の税関を難なく通過するため)、DHL, UPS, TNT or FedExではなく、日本のローカルの運送業者を利用してほしい」との明記あり。
  4. 3月9日、日本郵便のEMSを利用し返送手続き。返送料金は3,000円。
  5. 3月11日、送料 3,000円も含め返金いただけるよう、Geekbuyingに打診。Geekbuying了承済。

中国に製品到着、返金へ

中国の税関で数日間 滞留していたため、やや不安もありましたが、発送から11日で中国・深センに到着。さらに10日後に返金手続きとなりました。

 

  1. 3月20日、中国・深センのGeekbuyingに返品した製品到着。中国の空港には3月11日に到着していたものの、通関で滞留していた模様。
  2. 3月28日、Geekbuyingから連絡がないため、「返品した製品を受領しているはず。いつ返金となるのか連絡いただきたい」と連絡。
  3. 3月28日、Geekbuyingより、「システム登録の都合上、3~5営業日待ってほしい。送料も含めて返金する」との連絡あり。
  4. 3月30日、本体の代金 679.99ドルの返金連絡がPayPalより受領。クレジットカードでの支払のため、4月6日時点では預金口座への返金待ち。
  5. 4月1日、返送料 25.55ドル (3,0000円相当の26.95ドル – PayPal 手数料)の入金がPayPalにあり。

 

返品手続きから返金まで約3週間。中国税関での滞留は仕方がないかもしれませんが、上記12のGeekbuyingへの到着から、14のGeekbuyingからの連絡まで約1週間要しているのは、単にGeekbuying側の遅延かと思います。

 

▼日本郵便 EMSの配達状況。中国の税関で数日間 滞留していたようです。

 

▼あらためてPayPalの明細を掲載。679.99ドルが製本本体、25.55ドルが返送料です。

まとめ

2/5の製品の発注から4/1の送料返金まで約2ヵ月の長い道のりでしたが、無事に返金までたどり着きホッとしました。

私が利用する中国通販サイトのGearBesst、Geekbuying、AliExpressともに保証規定があるため、購入した製品に不具合があった場合には早々に連絡すべきです。今回の事例では、対応製品の致命的な不具合であったことにもよるためか、通信にタイムラグ・遅延があるものの、スムーズに事が運びました。

 


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