2023年前半、Android タブレットで旬なCPUは、AnTuTu ベンチスコア 40万前後となる「Helio G99」。同CPUを搭載するタブレットは、Teclast / Alldocube / N-Oneなど、複数のブランドから販売されていますが、Blackviewより、10.36インチのタフネスタブレット「Blackview Active 8 Pro」がリリースされました。
引用元・販売元
Blackview Active 8 Pro、AliExpress
Blackview Active 8 Proのスペック
上の画像は、AliExpressの製品紹介のごく一部をピックアップしています。特筆事項は多数あり、ここでは紹介しきれないため、詳細はAliExpressの販売情報を参照ください。
なお、ディスプレイの解像度は(注)としていますが、製品紹介の画像には 2.4Kと記載されています。
CPU | Helio G99、8コア、2 x A76@2.2GHz、 6 x A55@2.0 GHz |
GPU | Mali G57 |
メモリ | 8GB UMCP + 8GB 拡張 |
ストレージ | 256GB UMCP |
ディスプレイ | 10.36インチ、IPS、解像度 2000 x 1000(注)、明るさ 400 nits |
リアカメラ | 48百万画素 |
フロントカメラ | 16百万画素 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 対応 |
SIM | Dual Nano SIM |
LTE 対応バンド | FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B28A/B28B/B25/B26/B30/B66
TDD:B34/B38/B39/B40/B41 |
バッテリー | 22000mAh、33W 急速充電 |
サイズ | 256.3 x 165.8 x 16.8mm、976g |
OS | DokeOS P 3.0、Android 13ベース |
その他 | IP68&IP69Kの防塵・防水、MIL-STD-810H、GPS搭載 |
CPU、メモリ、ストレージ
Helio G99のAnTuTu スコアは 416,048とあります。私が他のAndroid タブレットで計測のスコアは約39万ですが、約38万~41万とメモリなどの仕様に応じたものか、製品間でバラつきがあります。
▲上の画像の下に「メモリとストレージはUMCP」と明記されていますが、UMCPの概要は以下の記事が参考になります。
サムスン電子「DRAMとNAND型を一つのチップに収めたuMCP新製品」発売
上の記事のポイントを抜粋すると以下となります。UFS 2.2においても、SATA SSDと概ね同水準の速さ(ベンチスコア)となりますが、理論値とは言え 2倍ほど高速をそのまま受け止めると、エントリークラスのPCIe SSDと同水準となろうかと思います。
- DRAMとUFS 3.1規格のNAND型フラッシュを一つにパッケージング
- UFS 3.1規格のNAND型フラッシュは、3GB / sとなり UFS 2.2との比較では2倍ほど高速
バッテリー
バッテリーは4セル・22000mAhと大容量。一般的な10インチクラスのAndroid タブレットでは、バッテリー容量は大きくても8000mAh台ですが、2.5倍以上の容量です。重さは976gと、バッテリー容量の割には抑えられています。
なお、33Wの急速充電に対応し、100%のフル充電に258分、50%の充電に105分と、大容量の割には短時間での充電です、また、スマートウォッチなどへの充電のリバースチャージにも対応しています。
外観
重さ 976g、厚みのあるタフネスタブレットでもあり、画像のレザーストラップが付属しています。片手が完全に塞がるため、ソフトキーボードでの文字入力には難ありかと思いますが、ストラップ付属はメリットの一つです。なお、厚みは 16.8mmと、タフネスタブレットしてはスリムです。
▼オレンジとブラックの2色展開ですが、オレンジ版はディスプレイの淵もオレンジとなるため、私の好みはブラック。
▼本体・付属品の一式。レザーストラップのほか、スタイラスペンも付属しています。
価格情報
製品の特徴のごく一部を掲載しましたが、旬なHelio G99を搭載のタフネスタブレットであり、AliExpressでの新発売セールは 229.99ドル(当初200個限定のクーポン利用時)と安価なため、人気製品となりそうな予感です。
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