上の画像はCore i5-5257Uを搭載する「CHUWI CoreBox i5」ですが、同ボディを使用する CoreBoxシリーズのミニPCとして、CoreBox i5、先日お伝えした 第10世代 Core i3-1005G1を搭載の「CoreBox Pro」に続き、第6世代 Core i7-6560Uを搭載の「CoreBox X」がリリースされました。
CoreBox i5のSSDはSATA接続ですが、CoreBox Pro / CoreBox Xともに、より高速なNVMe対応のPCIe SSDを標準装備することも特徴の一つ。普段使いの体感レスポンスでは、CoreBox i5とCoreBox Xは大きく変わらないとも思えますが、この3製品のスペックを比較してみました。
引用元
CHUWI オフィシャルストア
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CoreBox 3製品のスペック比較
以下の記事のとおり、私はCoreBox i5を所有しており、また、同ボディを使用し現在は販売していないGT Boxも所有しています。もともとは外付けGPUを搭載していた「CHUWI Higame」のボディを流用しているため、よくもわるくも、ミニPCとしては大柄であることも特徴としています。
3製品のスペックは以下となり、最終行に掲載の価格は、11/8時点で1周年記念セールを開催中のCHUWI オフィシャルストアの価格です。
スペック的には順当となりますが、スペック・価格に対するコメントは以下です。
- Core i3-1005G1は2コア4スレッドですが、ベンチマークスコアは第8世代で4コア8スレッドのCore i7-8565Uに迫る勢い。
- 私はCoreBox Proと同水準のMINISFORUM X35Gを所有していますが、PCIe SSDとあいまって、Excel / Accessや画像編集などの普段使いは快速です。
- 一方のCoreBox i5や第6世代のCPUは、体感レスポンスに著しい相違はないものの、同じ使い方ではCore i3-1005G1よりキビキビ感に欠けるイメージ。ただし、遅さは全く感じず。
- Core i5-5257UとCore i7-6560Uでは大きな体感差はないため、今回 CoreBox Xをリリースしたことがやや不思議であり、CoreBox Proとの価格差が20ドルであれば、CoreBox Proを選ぶべき。
▼こちらは上記で引用し、CoreBox Proと同じく Core i3-1005G1を搭載する「MINISFORUM X35G」の実機レビュー記事。CoreBox Proよりも小さく静音仕様であるため、CoreBox Proのレビューしだいでは(静音性や、PCIe SSDの速度)MINISFORUM X35Gもよいのでは、と思います。
▲こちらは極端な事例ですが、所有するCoreBox i5とCHUWI LarkBoxを並べたもの。同じミニPCのカテゴリーでも、これほどの差があります。CoreBoxシリーズでは、前面にUSBポートがないのですが、USB機器の脱着頻度が高い私としてはやや不便。
▼こちらは CoreBox i5のCPUファンとヒートシンク。ボディと冷却機構が大きいために、さすがによく冷えています。ただし、ファンの音量が大きく、CoreBox Pro / Xともに静音性が一つのポイント(実機を確認しないとわからず)。
まとめ
CHUWIからリリースされた、Core i7-6560Uを搭載の「CoreBox X」。価格としては上位のCoreBox Proと大きく変わらず、ライトユースでの体感レスポンスはCoreBox i5よりも僅かに優位程度となり(体感できるか微妙)、CoreBoxシリーズでの私のおすすめは、CoreBox Pro、もしくは安価なCoreBox i5。
▼2020年11月16日追記。CoreBox XがAmazonで販売開始となりました。
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